格闘の歴史に終止符 チュッパチャップスがルチャ・リブレで伝えた包装紙改善

キャンディブランド・Chupa Chups(以下、チュッパチャップス)が、新しい開けやすいパッケージの導入にあわせて、OOHとSNSを中心としたキャンペーン「No More Wrestling」(もう格闘しなくていい)を展開しました。

PR EDGEでも以前、チュッパチャップスの「開けにくさ」をネタにしたキャンペーン「Impossible」を取り上げましたが、今回はその流れを汲む施策です。

本キャンペーンのビジュアルの核となるのは、メキシコのルチャ・リブレ(覆面プロレス)をモチーフにした3種類のマスクです。アップル、ストロベリー、コーラの各フレーバーのデザインを取り込み、それぞれに独自の個性を持たせています。

マスクを手がけたのは、伝説的な選手のマスクを20年以上制作してきたメキシコの著名な職人。本物の職人を起用することで、文化への敬意と本格的なクオリティを追求しました。

ポスターのタイポグラフィも、メキシコのレスリングのフライポスター(街頭の貼り紙)にインスパイアされたデザインを採用しており、媒体設計までコンセプトと一致しています。

単に開けやすくなったと伝えるのではなく、これまでの格闘の歴史をルチャ・リブレという文化で祝うように描く。誰もが経験したことのある”あの格闘”を起点にしているからこそ、見た瞬間に共感が生まれます。

チュッパチャップスはスペイン・バルセロナ発のブランドであり、ラテン文化圏という共通性を背景に、ルチャ・リブレという象徴的なモチーフを遊び心として取り入れていると考えられます。

地味になりがちなパッケージ改良を、文化的なコンテキストを交えて伝えた、チュッパチャップスらしい販促事例といえるでしょう。

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