ストーリー性で賑わい創出 静岡PARCOの事例から紐解く巻き込み型の閉館PR

18年余にわたり営業してきた静岡PARCOは、2027年1月31日(日)をもってその歴史に幕を下ろします。閉店まで残り200日となる2026年7月15日(水)を節目に、さまざまなプロモーションイベントを始動します。

「Very Good」と「Good bye」をかけ合わせた造語である「Very Goodbye PARCO」を掲げた同プロモーションは、「最高にグッドな気持ちで、最後まで楽しんでさよならしましょう」という前向きなメッセージを込めました。最終日まで来店客が楽しめるよう、展覧会や特別イベントなどを展開していきます。

7月15日(水)から8月30日(日)まで、お笑い芸人の秋山竜次さん(ロバート)がさまざまなクリエイターに扮し、それぞれの仕事ぶりや人生について語るクリエイティブコンテンツ「クリエイターズ・ファイル」の大規模展覧会を開催。池袋を皮切りに全国を巡回してきた本イベントの、PARCOでの開催ラストを飾る特別な会場となります。

初日の10:30~11:00には、静岡のコーヒーショップ「hugcoffee」とコラボし、PARCOの公式キャラクター「パルコアラ」を静岡PARCO限定デザインとしてあしらったドリップコーヒーのオリジナルノベルティを、秋山さん扮するキャラクター「藤木みず江」から来店客へ直接手渡しする記念イベントも実施します。

「あと200日」という節目から、閉館までのカウントダウンにストーリー性を持たせて盛り上げるPR事例。大規模展覧会のPARCOにおける最終会場というプレミアム感や、地元のコーヒーショップを巻き込んだコラボも掛け合わせることで、閉店という出来事を来店理由へと転換しています。

さらに、静岡デザイン専門学校の学生がPARCOをテーマに作品を制作する企画も展開され、静岡PARCOの最後の時間を街の記憶として残していく構造が見えてきます。

人気コンテンツ、地元店舗、学生企画を掛け合わせることで、閉店の寂しさを一方的に告知するのではなく、地域とともに見送る巻き込み型のコミュニケーションへと変えている事例です。

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