男性プロゲーマーが声を変えてゲームをしたら?差別のない世界の実現を訴えたメイベリンの施策
ゲーミングプラットフォームやゲーミング用デバイスの発達に伴い、年齢や性別に関わらずさまざまな人がゲームの世界に飛び込めるようになりました。そんな中、多くの女性ゲーマーが性差別的な発言に悩んだり悩んだり傷ついたりしています。
オーストラリア人女性の83%は、本来ゲームの内容とは一切関係のない”性別”という切り口で暴言を受けたことがあるという調査データもあり、誰もが安心して遊べるゲーム環境を整備するよう声があがっています。世界的なメイクアップブランドのメイベリンは、そんな状況を男性ゲーマーにも知ってほしいという願いを込めた施策を公開しました。
内容は、有名男性プロゲーマーたちにボイスチェンジャーを使ってもらい、その声を女性のものに変えた状態で日頃プレイしているゲームに挑戦してもらうもの。すると、通常であれば圧倒的な腕前を誇る男性ゲーマーたちの多くが、女性だと勘違いした他ゲーマーから投げかけられる暴言の数々に調子が上がらず、敗北してしまうケースが相次ぎました。
心無い言葉の数々を受けたことでオンラインゲーマーたちのモラルの低さを身をもって体験したプロゲーマーたちは、自分たちが戦うフィールドがいかに差別にあふれているかを実感すると同時に、メイベリンが目指す差別のない世界の実現を約束しました。
世界的なメイクアップブランドのメイベリンが発表した施策は、本来性別や思想、年齢や国籍すらも関係ないはずのオンラインゲームにおいて、いかに多くのプレイヤーが攻撃的な発言に晒されているかを浮き彫りにした事例になりました。
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