障がいを持つ人も楽しめるゲーム作りを。カンヌ グランプリを獲得したマイクロソフトの取り組み『Changing the Game』
Case: Changing the Game
今年のカンヌライオンズでBrand Experience & Activation部門グランプリを獲得した、マイクロソフトの取り組み『Changing the Game』をご紹介します。
同社が昨年発表した『Xbox Adaptive Controller』は、体に障害がある人もビデオゲームが楽しめるようにと開発されたゲームコントローラー。天面には2つの大きなボタンや十字ボタンなどが配置されているほか、背面には外付けのスイッチ、ボタン、マウント、ジョイスティックなどを接続することが可能です。
(image by Microsoft)
障がいの度合いによる様々なニーズに応えたこの画期的な製品を多くの人にPRするため、マイクロソフトは全米が視聴するスポーツイベント・スーパーボウルでCMを放送しました。
映像には、腕や手に障害を持っているけれどもゲームが大好きだという子供たちが登場。通常のコントローラーでは指先が自在に動かせないとどうしても操作に制限がありますが、Xbox Adaptive Controllerを使えば自分の思い通りにゲームを進めることができる、と嬉しそうな表情を見せます。
CMはYouTubeで3,000万回近く視聴されたほか、11億ものインプレッションを獲得。また各種メディアからも『これまでで最高のスーパーボウルCMだ』『MicrosoftとXboxを誇りに思う』といった高い評価を得ています。
より多くの人にゲームを楽しんでもらいたい、との想いから実現した、革新的な本取り組み。これを機にゲーム業界におけるアクセシビリティが進んでいくかもしれませんね。
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