50年の歴史を推し文脈で語る マリオンクレープ総選挙の周年コミュニケーション

企業にとって周年は、これまでの歩みを振り返る大切な節目です。しかし、その価値を生活者に届けるには、祝う側の発信にとどめず、参加できる体験へと変える視点が欠かせません。

マリオンクレープは、創業50周年を記念し、2026年7月1日(水)から7月31日(金)まで、歴代人気メニュー全50種からお気に入りの一品を選ぶ「クレープ総選挙」を開催しています。

投票に加え、公式Xでのキャンペーンや公式アプリのクーポン配布、店頭特典を組み合わせることで、オンラインでの参加を来店へつなげる導線も設けています。

「あなたの推しクレープは?」という問いを通じて、ファンが自分の好きなメニューや思い出を語りながら、ブランドの歴史に参加できる体験へと変換しています。

また、1976年に渋谷公園通りの駐車場の一角から始まったという創業ストーリーを示すことで、50年の歩みを身近な物語として発信。

マリオンクレープは、クレープそのものだけでなく、原宿や渋谷で過ごした時間、友人や恋人と食べた記憶といった情緒的な価値も想起させる存在です。だからこそ、ファン一人ひとりが好きなメニューを選び、思い出とともに投稿することで、50年の歴史が生活者側の記憶として深く刻み込まれていくのでしょう。

さらに、投票、SNS、公式アプリ、店頭特典を組み合わせることで、認知から参加、来店、継続的な接点までを意識した流れを構築しています。

企業が祝う記念日から、ファンとともに価値を育てる機会へ変換したコミュニケーション設計は、長い歴史を持つ企業の周年施策にも応用できる視点を示す事例です。

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