香りは広告で伝えられる? 米・ goodwipesが挑戦した体験型OOH

香りや味のような感覚は、これまで広告で伝えることが難しい領域でした。そんな限界に挑んだのが、アメリカの大人向けおしりふきブランドgoodwipes(グッドワイプス)のOOHキャンペーン「Scentsational Summer」です。

goodwipesは、“香り付き”という商品の特徴を伝えるため、ビルボードに30秒ごとに3種類の香りを噴射する装置を搭載しました。ローズウォーターやラベンダーなど、商品の香りをその場で体験できる仕掛けです。

 

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広告には女性モデルを起用し、大人向けブランドとしての世界観を視覚的に表現しています。商品名にあえてカジュアルな「Butt」(お尻)という言葉を採用し「Butt Wipes」と名付けることで、ベビー用品ではなく大人向けの商品であることを自然に伝えています。

コピーも遊び心にあふれています。「Come take a whiff. We dare you.」(嗅いでみろ。できるもんなら。)というあえて挑発的な言葉が、「本当に匂うの?」と近づきたくなる心理を生み出しています。

キャンペーン名「Scentsational」はScent(香り)とSensational(素晴らしい)を掛け合わせた造語で、商品の特徴とブランドの遊び心を1語に凝縮しています。

洗練されたコピーと視覚的な世界観だけでも完成度の高い広告ですが、この施策が1歩先を行くのは、香りそのものを届けた点でしょう。

香りは、記憶や感情に働きかける要素のひとつです。広告自体で香りを体験させ、記憶に残ることをねらったこの発想は、OOHの可能性を広げています。

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