SNSで人気の保存レシピを再現 Hellmann’sが仕掛けたフードトラック

SNSには、「いつか作りたい」と保存されたままのレシピが数多く存在します。Hellmann’s(ヘルマンズ)が目をつけたのは、そんなデジタル上に眠るレシピでした。

パラグアイで展開したキャンペーン「El Guardado」では、SNSで人気を集めたレシピを、実際に注文して食べられるメニューとして提供。同社が「世界初のSocial Restaurant」と銘打つフードトラックをオープンしました。

メニューに選ばれたのは、パラグアイで人気のフードインフルエンサーが投稿したレシピのなかでも、特に多く保存されていたものです。SNSで眺めるだけだった人気料理を、実際に食べられるようにしました。

「El Guardado」は、スペイン語で「保存されたもの」といった意味を持つ言葉です。SNSで保存されていたレシピを現実の料理として提供するという、企画そのものを表したネーミングです。

提供されたのは、バーガーやステーキサンドなど計5品。すべての料理にHellmann’sの商品が使われ、SNS上のアイデアを楽しむだけでなく、実際にブランドの商品を味わえる体験へとつなげています。キャンペーン資料によると、フードトラックでは1,650食以上が販売されました。

一般的なインフルエンサー施策では、ブランドの商品を使ったコンテンツを制作し、ユーザーに見てもらう流れになりがちです。

一方「El Guardado」では、すでにユーザーの「保存」という行動によって関心が示されていたレシピを選び、それをリアルなメニューとして提供。オンライン上に蓄積されていた興味を、実際に食べるという商品体験へと変えています。

SNSマーケティングでは、再生数やいいね、保存数といったオンライン上の反応に目が向きがちです。しかしHellmann’sは、保存されたレシピを実際に味わえる場所をつくることで、その先の行動まで設計しました。

SNSで止まっていた「いつか食べたい」を現実に変え、Hellmann’sを味わう機会まで生み出したマーケティング事例です。

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