雪がなくても滑れるゲレンデへ 西粟倉村×カヤックの閉鎖スキー場再生計画
岡山県西粟倉村では、面白法人カヤック、株式会社キャンプサイト、佐藤建設株式会社の3社と連携し、閉鎖した大茅スキー場跡地の再生計画が進められています。通年型アクティビティパーク「MOUNTAIN TRACK おおがや」として2028年春に開業する予定で、雪がなくても滑れる全長330mの舗装コースや宿泊施設などを整備します。

受付や道具のレンタルができるセンターハウスイメージ
大茅スキー場は、昭和40年代から冬はスキー、春から秋はキャンプを楽しめる観光施設でした。しかし、降雪量の減少やリフトの更新が必要になったことなどから、2022年3月末にスキー場の営業を終了。キャンプ場も施設の老朽化などで利用者が減少していたといいます。ていました。そこで、粟倉村は跡地を四季を通じて楽しめる場所として再整備することを決めました。
計画の中心となるのは、ゲレンデの斜面を生かした全長330mの舗装コース「スネークラン」です。プロスノーボーダーの藤田一茂氏がコースをプロデュースし、サーフスケートやBMX、マウンテンバイクなどで滑り降りられるようにします。スキー場の起伏を残しながら、雪のない季節にも遊べる場所へ転換する計画です。

トラックコースイメージ
旧カフェテラス棟は、西粟倉村の木材を使った屋内アスレチックやワークスペースに改修します。ボルダリングやキッズジムを設け、雨の日でも木に触れながら遊べる施設にする予定です。県産材を使用した3タイプの宿泊キャビンやサウナも計画し、日帰りだけでなく宿泊を伴う滞在にも対応します。

屋内アスレチックイメージ
2026年11月1日(日)には「むらみっけ文化祭2026」の会場で、キックオフイベントを開催しました。ギアの体験試乗会や藤田氏のトーク、完成イメージの展示などを通じて、開業前から新しい遊び方や施設の姿を紹介。完成を待つだけでなく、計画段階から地域住民や来場者に接する機会を設ける点も特徴です。
西粟倉村は、一般の旅行者が宿泊して楽しめる観光施設の不足を課題としていました。パークを起点に、村内の飲食店や温泉、森林体験などへの周遊を促すことも目指しています。閉鎖したスキー場の斜面や建物に新たな用途を与え、開業前からその姿を伝えることで、村を訪れる理由を育もうとする地域ブランディング事例です。
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