障害者雇用4年の実証から生まれたマウス術で入力を大幅削減 ピボットおじさんのDX講座

Excelの実践講座などを展開する「ピボットおじさんのパソコン教室」は2026年9月14日(月)、オンライン個人講座「データ活用Excel・マウス術講座」の開講を発表しました。関数やプログラミング言語のVBAを使わず、データの取り込みや整理を行うパワークエリと、集計・分析に使うピボットテーブルを活用し、マウス主体でデータ処理を学ぶ講座です。

講座の背景にあるのが、脳性まひによりキーボード操作が難しい社員と実務を進めた4年間の経験です。ゲームコントローラーをマウス代わりに使い、画面を見て選択・操作し、結果を確認しながら使い方を身につける「マウス術」を実務のなかで磨いてきました。

売上管理では、勤務管理ソフトと介護報酬ソフトのデータを活用。約900件の売上データに対する集計用のExcel入力を約50件まで減らし、入力作業を約95%削減しました。入力の負担を減らしたことで、担当社員はデータを集計するだけでなく、その先の分析や売上予測まで担えるようになったといいます。

また、関数やVBAを使わず、勤務表作成システムを23時間で構築した実績もあります。同程度の処理を従来の方法で開発した場合は、自身の開発経験から約70時間かかると推察しており、工数は約1/3になる計算※です。
※いずれも個別事例における実績・推察値で、すべての業務で同じ効果を保証するものではありません。

ピボットおじさんのパソコン教室

今回の講座は、オンライン・1対1で行う120分の実習形式です。パワークエリとピボットテーブルで作った実習モデルをマウスで操作し、結果を確認しながら使い方を身につけます。その後、受講者が持つ業務知識や経験を生かし、自分の仕事に合わせたデータ活用へつなげる流れです。

ピボットおじさんのパソコン教室

キーボード入力が難しい社員との実務から生まれた工夫を、特定の障害への対応にとどめず、一般向けの講座へ展開した今回の取り組み。入力作業を減らし、マウス主体でデータを扱う方法として広げることで、障害の有無にかかわらず、より多くの人がデータ活用やDXに取り組める環境づくりにつなげています。

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