かつお文化を地域みんなの旗印に 土佐久礼が共通ロゴで進めるブランド発信
高知県中土佐町久礼地区(土佐久礼)の官民連携組織「シン・鰹乃國プロジェクト」推進協議会は、2026年10月1日(木)、地域ブランド「かつおの町 土佐久礼」の新たなロゴとポスターを発表しました。400年以上続くかつお文化の魅力を、町内外に発信するための取り組みです。
人口減少が進む中土佐町では、かつおを核とした持続可能な町づくりを目指し、2025年4月に同協議会が本格始動しました。2026年4月からは「情報発信」「町内理解の促進」「関係構築・ファンづくり」の3つを柱に、地域ブランディングを推進しています。
同協議会は、かつおへの愛着度や食文化に関する調査も実施。2026年4月に発表した結果では、調査に回答した土佐久礼の住民の81.3%がかつおを食べることが好きと答え、約4割が週1回以上食べていました。地域に根づく食文化をデータでも示し、「かつお愛日本一の町」として発信しています。(プレスリリースはこちら。)
今回制作したロゴの3本のラインは、鮮度にこだわる漁師、目利きに優れた鮮魚店・加工事業者、味の違いを知る町民という「釣る・売る・食べる」の3つのプロを象徴しています。かつおの縦縞や海を泳ぐ群れも表現し、地域の食文化と、それを支える人々をひとつのシンボルにまとめました。

あわせて制作したポスターには、「NO KATSUO,NO LIFE!」のキャッチフレーズと、久礼漁協で競り落とされたばかりのかつお3本を配置。町内各所に掲示するほか、11月に東京で開催予定の「かつおの町 土佐久礼フェア」など、町外イベントでも活用していきます。

また、ロゴは行政によるPRだけでなく、土佐久礼に関連する個人・企業・団体なども、町の魅力や特色を発信する目的で使用可能。使用希望者には、協議会事務局への問い合わせが案内されています。共通のシンボルを用意することで、関係者がそれぞれの活動のなかで同じブランドを掲げやすくなり、地域の多様な担い手による情報発信を後押しします。
地域に根づく文化や生業をロゴで可視化し、関係者が共有できるブランド資産にした今回の取り組み。単なる観光PRのマークではなく、地域の人々がそれぞれの立場から「かつおの町」を発信するための旗印として活用することで、継続的なブランドづくりにつなげようとする事例です。
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