伝統の「あんこ」で点在する観光資源をつなぐ 島根県津和野町の地域PR

一般社団法人津和野町観光協会が主催し、日本あんこ協会が監修協力するスタンプラリーイベント「津和野あんこ旅2026」が、2026年10月1日(木)から12月31日(木)まで島根県津和野町で開催されます。

今年で通算5回目を迎える本イベントは、「あんこ」を共通テーマに、町内に点在する店舗や観光スポットをつなぐ取り組みです。

清流高津川の恵みと歴史に育まれた伝統銘菓「源氏巻」や、同町出身の文豪・森鴎外ゆかりの「饅頭茶漬け」などをフックに、風情ある城下町を巡る回遊性を生み出します。

新しく大規模な施設を整備するのではなく、点在する既存の資源をひとつの周遊ルートへと再編集するアプローチが取られています。

初回の開催時には14軒から始まった取り組みですが、回を重ねるなかで対象業態が拡大。今回は過去最多となる計28軒(店舗22店・宿泊施設6軒)が参画する、町ぐるみの恒例企画へと成長しています。

和菓子店のみならず、洋菓子店や飲食店、宿泊施設へと参画の幅を広げることで、食べ歩きから街並みの散策、そして泊りがけの滞在へと訪れた人の行動を導く狙いがうかがえます。

さらに今回は、スタンプラリーの早期達成者50名へのオリジナルマグカップ贈呈や、森鴎外と饅頭茶漬けをモチーフにした新キャラクター「まんじゅう茶助」の登場など、旅の余韻や親しみやすさを高める要素も追加されました。

また、和菓子店全8店舗を含む対象店舗で10種類のあんこスイーツを巡った参加者を「津和野あんバサダー」、さらに町内の対象施設へ1泊以上宿泊した参加者を「津和野プレミアムあんバサダー」として認定する仕組みも導入。

単にスタンプを集めて特典を受け取る消費行動にとどめず、熱心なファンとして公式に認めることで、積極的な周遊や泊りがけでの滞在へとつながるでしょう。

「あんこ」という普遍的な食文化を軸に既存資源を再編集し、回を重ねるなかで参画規模や仕掛けをアップデート。スイーツ巡りから城下町の散策、宿泊滞在へと体験の幅を広げながら、周遊と滞在へ結びつける地方創生型の地域プロモーションです。

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