観光地の悪口で大ヒット! オスロの毒舌PR動画がミュージカルになって帰ってきた

2024年、ノルウェーの首都オスロの魅力をひたすら否定する男性を主人公にした観光PR動画が、世界中で話題を集めました。観光地を褒めるどころか、悪口ばかりを並べるという斬新な発想が注目され、動画は2,500万回以上の再生を記録しました。

それから2年の月日が経ち、オスロの観光団体Visit Osloが、あの不機嫌な主人公Halfdanを再び起用した続編を公開しました。今回は冬のオスロを舞台に、街の魅力を否定し続けるHalfdanに対して、住民たちがミュージカルで反撃。最後には、思わず耳を疑うような恐ろしい歌詞まで飛び出します。

今回の動画「It’s Totally Even a City」は、冬のオスロの魅力を伝えるために制作されたものです。前作に続き、ノルウェーの広告会社NewsLabが制作を手がけました。

映像は、Halfdanが「オスロの冬は大嫌いだ」と不満を漏らす場面から始まります。寒さが嫌なのではなく、街全体が居心地のよい雰囲気に包まれ、誰もが幸せそうにしていることが気に入らないのだと話します。

雪が降ると人々が陽気になり、スキーで通勤する人まで現れる光景を見て、「みんな正気じゃない」「まるでミュージカルの世界だ」と皮肉を言い続けます。

しかし、その言葉とは裏腹に、画面には雪景色や冬のアクティビティを楽しむ人々の姿が次々と映し出され、自然とオスロの魅力が伝わってきます。

やがて本当にミュージカルが始まり、住民たちが歌と踊りで街の素晴らしさをアピール。Halfdanが「もうこんな街には住めない」とオスロを離れようとすると、今度は住民たちが彼を引き留めようとします。

ここで登場するのが、かわいらしいウサギです。陽気な音楽に合わせて歌っていたかと思うと、突然低い声で「オスロを離れるなら焚き火で焼いて、おいしい人間の肉を食べてやる!」という恐ろしい歌詞を披露。

ほのぼのとした冬の観光PRとは思えない、ブラックユーモアたっぷりの展開が待ち受けています。

そして最後には、あれほど街を嫌っていたHalfdanが「あと1週間くらいなら滞在してもいいかな」と態度を軟化させ、物語は幕を閉じます。

前作では、主人公がオスロの悪口を言うほど街の魅力が伝わるという逆説的な構成が話題になりましたが、今回はその世界観を引き継ぎながら、住民たちが歌で反撃するという新たな展開を加えています。

観光地の魅力を正面から褒めるのではなく、あえて不満や毒のある笑いを交えて伝える。前作で人気を集めたキャラクターを生かしつつ、ミュージカルという意外な演出で冬のオスロを印象づけた、Visit OsloらしいPR施策です。

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