ナプキン位置が見える初潮ショーツで自立支援 200名のモニターを募り製品改善へ
株式会社BirdConnectsは、初潮を迎える子どもが自分で月経ケアを行いやすくするサニタリーショーツ「みんなの初潮ショーツ」の2027年中の正式発売に向け、先着200名の無料モニターを募集しています。月経ケアのつまずきを商品側の工夫で軽減し、利用者の使用感を発売前の改善に生かす取り組みです。

生理や妊娠、更年期など、女性の健康課題を商品やサービスで支えるフェムケア領域では、年代や生活状況に応じた悩みへの対応が求められます。同社が着目したのは、ナプキンの貼付位置やショーツの前後が分からないという、初潮期の具体的な困りごとでした。
同商品には、約21cmサイズのナプキンに対応したガイドと、ショーツの前側を示すマークを配置。ナプキンガイドには、色覚の多様性に配慮した視覚的なコントラストを採用しています。言葉だけの説明に頼らず、下着を見て使い方を理解しやすくすることで、自分で月経ケアを行うための一歩を支えます。
開発のきっかけは、代表取締役の村上実佐子氏の娘が感じていた、ナプキンを貼る位置やショーツの前後が分からないという戸惑いでした。家庭内の小さな困りごととして見過ごさず、視覚ガイドという目に見える機能へ変えたことで、初潮期にどのような支援が必要なのかを商品そのものが伝えています。
モニター応募フォームでは、同社が知的な障がいのある子を持つ親たちによってつくられた会社であることも紹介しています。月経ケアに寄り添う時間を十分に確保できない家庭や、月経経験のない男性の保護者にも触れ、子どもだけでなく支える大人にも使いやすい環境を目指す考えを説明。このメッセージからも、多様な家庭の状況に目を向ける同社の取り組み姿勢が伝わります。
本体とクロッチには95%天然素材を使用し、モレを支える大きめの三重構造クロッチを採用しました。さらに、ゴムの締め付けを抑えた形に設計し、カラーは経血の色が目立ちにくい黒一色に。障がいの有無や発達段階、使用する言語などにかかわらず、初潮を迎える子どもが使いやすい商品を目指しています。

無料モニターには、ジュニアからレディースまで複数のサイズを用意。使用後のアンケートを通じて、幅広い体格や年齢の利用者から使用感を集め、正式発売前の品質向上へ生かす取り組みです。多様な利用者を対象とすることで、より多くの人が使いやすい商品の改良につながりそうです。
フェムケア領域では、社会的な意義を掲げるだけでなく、当事者が実際に使いやすい商品として成立させることが重要です。BirdConnectsは初潮期の困りごとに対する支援を視覚ガイドという商品機能に落とし込み、発売前のモニター検証を組み合わせることで、月経ケアの自立支援を製品改善へ接続しています。
社会課題への対応を理念の発信だけで終わらせず、利用者の声から商品の精度を高める仕組みを取り入れた点で、CSRと開発マーケティングを連動させた取り組みといえるでしょう。
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