日本酒の辛口を世界基準のドライへ SAKE HUNDREDが「来火」を第2の柱に
株式会社Clearが展開する日本酒ブランドSAKE HUNDREDは、2年ぶりのレギュラー商品となる新銘柄「来火(らいか)」を2026年9月2日(水)に発表しました。同社によると、フラッグシップ「百光」の抽選販売には累計40万人が応募しています。「来火」は「百光」と並ぶ第2の柱としてに位置づけ、9月14日(月)から事前登録者限定で販売。価格は720mlで22,000円(税込)です。

SAKE HUNDREDはこれまで、米の甘味や旨味を生かした味わいを商品開発の軸としてきました。甘やかさと透明感を特徴とする百光に対し、来火が掲げるコンセプトは、溢れる個性、味わう辛口。対照的な個性を持つ2銘柄をブランドの柱に据え、SAKE HUNDREDが提案する日本酒の幅を広げています。
同ブランドが来火で目指したのは、日本酒の辛口を、甘くない、キレがあるという従来の価値だけで捉えないこと。ワインやスピリッツなど世界の酒で重視されるドライと複雑性を取り入れ、香り、甘味、旨味、酸味を感じながら、飲み終えた印象はドライへと導かれる辛口に再構築しました。

醸造は、新潟県佐渡市の天領盃酒造が担います。精米歩合は28%とし、麹米には岡山県産の山田錦、掛米には佐渡産のこしいぶきを使用。香味を抑えて辛さを表現するのではなく、多彩な要素をキレでまとめることで、複雑な香味とドライな後味を両立させています。
酒器による味わい方も提案しました。小ぶりの白ワイングラスでは香りや甘味、旨味、酸味を立体的に感じられ、平盃では香りが抑えられ、シャープな輪郭が際立つとのこと。同じ銘柄から華やかさと辛口の骨格を引き出す提案が、来火の複雑性を伝える役割を担っています。

甘やかで透明感のある百光と、ドライで複雑な来火をふたつの柱に据える今回の展開。単なる辛口商品の追加ではなく、ひとつの代表銘柄に結び付いたブランドが提示する味わいの方向性を、対照的な辛口へ広げています。日本酒固有の辛口を世界の酒文化でも共有されるドライへと再編集し、グローバルな美食文化との接点を広げるブランディング事例です。
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