\ Pick of the week /先週の話題事例ピックアップ<8/31-9/6>
PR EDGEにおいて、先週たくさん読まれたPR事例・クリエイティブ事例をピックアップして紹介する「Pick of the week」。
今回は、マンダム、ジョンマスターオーガニック、タイガー、群馬県千代田町、ダダグラムの事例紹介記事をまとめてお届けします。
1. 木村拓哉×ギャツビー再び 多くを語らない予告で高める「いい予感」

マンダムは、メンズコスメブランド「ギャツビー」のヘアスタイリングシリーズ「ムービングラバー」をリニューアルし、2026年8月24日(月)より発売。パッケージやラインアップを刷新し、「動かしやすさ」と「スタイルの持続」を両立したシリーズへと生まれ変わります。
今回のリニューアルでムービングラバーが提案するのは、スタイリングを通じた「高揚感」。そして新たな広告プロモーションには、2006年のムービングラバー発売当時にも広告に出演した木村拓哉さんを再び起用。
ギャツビー公式Xに投稿されたのは、木村さんのビジュアルと「ムービングラバーに木村拓哉、いい予感しかない。」という短いメッセージ。CMの内容や再起用の背景を詳しく語るのではなく、あえて情報を絞った発信となっています。
この「いい予感しかない。」という言葉は、新しいムービングラバーでスタイリングすることで生まれる高揚感とも重なります。
新商品や広告の情報を一度に出し切るのではなく、木村拓哉さんという強い存在感と「いい予感しかない。」という短いコピーで、まず期待をつくるギャツビー。商品の提供価値と広告を待つ感情を重ね、本格展開への関心を高める広告事例です。
2. 即日完売の反響 ジョンマスターオーガニック×ハローキティのブラシが再販

ジョンマスターオーガニックは、ハローキティとのコラボレーションアイテム「コンボパドルブラシ〈ハローキティ 限定デザイン〉」と「コンボパドルブラシ ミニ〈ハローキティ 限定デザイン〉」を、2026年9月1日(火)に数量限定で再販売しました。
2025年春に登場した初のコラボレーションアイテムは、即日完売となるほどの反響を得ました。今回は購入を希望する顧客からの要望を受け、一部アイテムの再販を決定。
再販でも数量限定とすることで、購入希望者の要望に応えつつ、限定コラボレーションアイテムとしての希少性を維持しています。
今回注目したいのは、ギフト人気の高い商品に、名入れ刻印やキャラクターデザインを組み合わせ、贈る場面を具体的に想起させている点です。
また、ジョンマスターオーガニックのミッションと、ハローキティの「みんななかよく」には、人とのつながりを大切にする共通点があります。その価値観を「みんなといっしょ」というデザインコンセプトに落とし込み、コラボレーション全体に一貫性を持たせています。
3. 2択の隙間に新しい選択肢 タイガーが挑む透明なアルゴン断熱ボトル

タイガー魔法瓶株式会社は2026年8月17日(月)、アルゴンガスを使った断熱樹脂製マイボトル「アルゴン断熱ボトル」を発表しました。現在は実証段階にあり、利用者の意見を反映しながら、2027年度の発売を目指します。
同社が着目したのは、マイボトル市場が「手軽なプラスチックボトル」と「高機能なステンレス製真空断熱ボトル」を中心に構成されていることです。新製品では、どちらかの性能を追いかけるのではなく、両者の間にある需要を新たな選択肢として提示しました。
ここで注目したいのは、保冷時間の長さだけで競うのではなく、透明性や軽さを残したまま保冷力を高め、市場内に新たな位置を設けた点です。
既存カテゴリーの弱点をすべて解消しようとするのではなく、それぞれの長所を組み合わせることで、「高機能すぎず、手軽さだけでもない」という中間領域を製品価値に変えています。
既存市場の2択の間に新しい立ち位置をつくり、利用者の声を集めながらその価値を磨く。完成品を一方的に訴求するのではなく、開発過程そのものを情報発信につなげた事例といえるでしょう。
4. 群馬県千代田町が東京都千代田区へ進出 「じゃない方」の逆転地域プロモーション

群馬県千代田町は、東京都千代田区との名称の類似性を逆手にとったプロモーション「#じゃない方の千代田」の第2弾を、2026年9月1日(火)より開始しました。
初回の反響を受けて始動する第2弾では、連続した発信により一時的な話題化で終わらせず、記憶の定着へと引き上げる設計となっています。
第2弾では、オリジナルキャラクター「千代田線男」と「町子」が登場するショートドラマ『千代田町クエスト』を、2026年9月1日(火)よりTikTokで公開。あわせて「千代田線男」のふるさと大使就任や公式グッズの制作も決定。キャラクターを活用した物語づくりを通じ、町独自のコンテンツIPとして育てていく狙いがうかがえます。
Web上の発信にとどまらず、東京都千代田区内でのリアルな施策も強化。9月7日(月)からのバス停広告をはじめ、9月14日(月)からの有楽町駅大型ポスター掲出を通じ、都心を行き交う人々へ広く周知を図ります。
リアルとオンラインを横断する2年連続のアプローチにより、話題性の創出から「ビールのまち」としての認知定着やふるさと納税の誘導といった、地域経済の実利へつなげる地域プロモーションです。
5. ウルトラ怪獣を革素材で表現 IP価値を広げるアパレルコラボ

衣裳デザイン会社の有限会社ダダグラムが展開するアパレルブランド「MONSTROUSA」は、怪獣革ブランド「KAIJU LEATHER WORKS」と共同で、ウルトラ怪獣をモチーフにした新素材「怪獣革」を用いたアパレルコレクションを発表しました。
2026年8月5日(水)から販売を開始した本コレクションでは、キャラクターの絵柄を商品にあしらう一般的なコラボレーションとは異なり、ダダ、エレキング、メフィラス星人の特徴を革素材で表現しています。
怪獣革は、KAIJU LEATHER WORKSが2年間にわたり研究開発を重ねて生み出した素材で、憧れの怪獣を身にまとえるよう、その存在を感じられる革素材として開発されました。受注生産の「Prime Mutate Hoodie “DADA” feat.KLW」は198,000円(税込)で展開し、バッグやトレーナー、ロングTシャツなどにも怪獣革を採用。
キャラクターの姿や絵柄を商品に取り入れるだけではなく、ウルトラ怪獣の質感そのものを革素材で表現した本企画。衣裳制作会社として培った技術を背景に、高価格帯のアパレル製品へ展開することで、IPの魅力をファングッズの枠を超えた商品価値へ広げたコラボレーション事例です。
先週は、過去のヒットや象徴的な資産を再定義し、新たな波をつくり出す施策に注目が集まりました。
ファンや市場の反応をベースにアプローチを深めることで、一過性の話題で終わらせない、継続的な関心やブランド理解を育んでいます。
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