\ Pick of the week /先週の話題事例ピックアップ<8/24-8/30>
PR EDGEにおいて、先週たくさん読まれたPR事例・クリエイティブ事例をピックアップして紹介する「Pick of the week」。
今回は、講談社、フェンディ、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング、ダダグラム、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの事例紹介記事をまとめてお届けします。
1. 長年の関係性を商品化 羽生結弦×プーさんに見るファン文脈の生かし方

株式会社講談社は、プロフィギュアスケーターの羽生結弦さんと「くまのプーさん」をテーマにした『プーさんへ 羽生結弦とくまのプーさん メモリーブック きせかえ衣装プーぬいぐるみ付き』の予約を、2026年8月18日(火)から10月20日(火)まで受け付けています。
セットにはプーさんのぬいぐるみ1体と、羽生さんが着用したフリー「SEIMEI」、ショート「バラード 第1番」の衣装を再現した着せ替え衣装2着が付属。届けられる際は、ぬいぐるみが「SEIMEI」の衣装を着用し、「バラード 第1番」が着せ替え用として付きます。
マーケティング事例として注目したいのは、原作デビュー100周年という節目に、講談社が「特別な絆」と表現する両者の関係をひとつの商品にまとめた点。羽生さんがプーさんとともに歩んできた姿や、プーさんへの思い、代表的な衣装を商品の要素として組み合わせています。
新しいキャラクター設定を一からつくるのではなく、すでに知られている羽生さんのプーさん好きという一面を起点に、周年、写真、衣装、手紙、ポスターをひとつの企画へ束ねました。人物とキャラクターの間にある関係性を、記念商品の構成へ落とし込んだ事例です。
2. 目黒蓮が魅せるフェンディ「バゲット」 長く愛されるアイコンを現代の自己表現へ

フェンディは、アイコンバッグ「バゲット®」を称えるキャンペーンの一環として、ブランドアンバサダーを務める目黒蓮さんが出演する本編動画を公開しました。
今回のキャンペーンで目を引くのは、その歴史や伝統だけを訴求するのではなく、「自己表現」という価値を軸に、現代におけるバゲットの意味をあらためて提示している点です。
目黒さんの本編動画では、バゲットを携えた自然体でありながら洗練された姿を通して、自由なスピリットと現代的なエレガンスを表現。バッグそのものを主役にするだけでなく、持つ人の個性を映し出す存在として描いています。
年代や活動領域、個性の異なるキャストを起用することで、ひとつのアイコンに特定のイメージを与えるのではなく、「誰が、どう持つか」によって異なる魅力が生まれることを可視化。長く受け継がれてきた商品を、現代の多様な自己表現に開かれた存在として見せています。
3. ラックス×MAZZEL 共感を軸にファンをブランド体験へ導くコラボ設計

ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社が展開するトータルビューティーケアブランド「LUX」は、ダンス&ボーカルグループ「MAZZEL」とのコラボレーションキャンペーンを開始しました。
本施策では、ラックスが掲げる「あなたの傷みを、輝きに。」というブランドメッセージと、MAZZELによるタイアップ楽曲「T.O.P」が持つ世界観を重ね合わせています。ブランド思想と、前例や常識を飛び越えて高みへ突き進む姿を描いた楽曲テーマを響き合わせ、コラボに説得力を持たせました。
公式YouTubeチャンネルでは、WebCM本編のほか、メイキングやインタビュー動画を配信。動画内では「ライブ後のヘアケアとしてルーティンになっている」「実家でも使っていた」といったメンバーの愛用エピソードが明かされています。
リアルな体験談を通じて商品への親近感を醸成。商品を“推しとお揃いのアイテム”として意識させることで、ファンが自然と手に取りたくなる流れをつくっています。
アーティストの知名度だけに頼るのではなく、実際に商品を手に取る理由までを一連の導線として設計したコラボレーション事例といえるでしょう。
4. ウルトラ怪獣を革素材で表現 IP価値を広げるアパレルコラボ

衣裳デザイン会社の有限会社ダダグラムが展開するアパレルブランド「MONSTROUSA」は、怪獣革ブランド「KAIJU LEATHER WORKS」と共同で、ウルトラ怪獣をモチーフにした新素材「怪獣革」を用いたアパレルコレクションを発表しました。
2026年8月5日(水)から販売を開始した本コレクションでは、キャラクターの絵柄を商品にあしらう一般的なコラボレーションとは異なり、ダダ、エレキング、メフィラス星人の特徴を革素材で表現しています。
怪獣革は、KAIJU LEATHER WORKSが2年間にわたり研究開発を重ねて生み出した素材で、憧れの怪獣を身にまとえるよう、その存在を感じられる革素材として開発されました。受注生産の「Prime Mutate Hoodie “DADA” feat.KLW」は198,000円(税込)で展開し、バッグやトレーナー、ロングTシャツなどにも怪獣革を採用。
キャラクターの姿や絵柄を商品に取り入れるだけではなく、ウルトラ怪獣の質感そのものを革素材で表現した本企画。衣装制作会社として培った技術を背景に、高価格帯のアパレル製品へ展開することで、IPの魅力をファングッズの枠を超えた商品価値へ広げたコラボレーション事例です。
5. 12年続く「ずーっと好き」を広告表現に 二宮和也が本人役で楽しむパズドラ新CM

ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、スマートフォン向けパズルRPG「パズル&ドラゴンズ」のイメージキャラクター・二宮和也さんを起用した新TVCM「ずーっと好き」篇を、2026年8月14日(金)より全国で放映しています。
イメージキャラクター就任12年目となる二宮和也さんは、これまでパズドラ党の党首やVTuber、昭和の父ちゃんなど、さまざまな役柄でパズドラのCMに出演してきました。
今回は本人として登場し、パズドラを愛する一人のプレイヤーとして、ゲームに没頭する姿が描かれています。役柄を変えることで表現に変化をつけてきたこれまでのCMに対し、本人がゲームを楽しむ姿を前面に出している点が特徴です。
「好き」と語るメッセージに、実際のプレイヤーとしての時間や12年の起用実績が重なることで、単なる演出ではない説得力を生んでいます。長期起用だからこそ成立する、タレントとブランドの関係性を資産として活用した広告事例といえるでしょう。
先週は、タレントやIPとブランドの間にある、リアルな関係性や長年の愛着を施策の核に据えた取り組みに注目が集まりました。
単なるコラボや広告にとどまらず、積み重ねてきた文脈を商品や広告表現へと丁寧に落とし込むことで、共感や説得力を生み出しています。
その他のPick of the weekについてはこちら
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