社員犬・アルバイト犬101匹を起用 犬専門フォトスタジオの移転を犬がPR
大阪・兵庫を中心に活動している、犬専門フォトスタジオの棚原写真事務所は、これまでの兵庫県川西市のスタジオから西宮市へスタジオ移転し、2025年12月1日(月)にオープンしました。

棚原写真事務所は、2020年の開業以来「犬と一緒にワクワクしよう」をテーマに活動。撮影だけでなく、犬と飼い主が一緒に楽しめる体験に価値を置いてきたといいます。
そして、今回その充実を図るべく、西宮市でより広いスタジオへの移転を実施しました。新スタジオは、犬の動きを妨げない50㎡の広さと滑りにくい床材が採用されており、大型犬だけでなく、多頭での撮影や活発に動き回る犬が被写体となったときでも、のびのびとした姿を撮影できる環境が整えられています。
そんな新たなスタジオ移転オープンに合わせ、社員犬・アルバイト犬101匹を募り、犬がPRを担当するユニークな広報活動を展開しています。

PR担当する犬たちは、棚原写真事務所で過去に撮影したことのある犬のなかから、社員犬32頭、アルバイト犬69頭の計101匹が選出され広報部として活動。全社員に社員証が発行されたほか、SNSでの西宮スタジオPR投稿、犬友への口コミ・紹介活動、名刺を持参してオフ会でのPR活動、Web上での社員犬ミーティングの参加、愛犬と楽しむ企画のアイデア出し、新スタジオの宣材モデル担当に加えて、毎年同じ日に撮影する記念企画の「つみフォト」での試験モデル協力など、精力的に活動しています。
彼らの契約期間は、2025年10月1日(水)から2026年3月31日(火)までを予定。報酬は「犬用おやつ」「無料モデル撮影」など、犬と飼い主が喜ぶかたちで支給されるものです。

これまでの活動では、社員犬たちのPR活動は想像以上の効果を発揮しているそうです。まずは、スタジオ移転のクラウドファンディングは目標金額50万円のところが、162万円超を達成。そして、その支援により、スタジオ床を「滑りにくい犬に優しい床材」へ張り替えができました。
また、スタジオ予約がオープン直後の12月は満枠、1月も8割以上予約済みのスタートダッシュに成功しているほか、社員犬・アルバイト犬からの紹介予約も5件に到達。
さらに、ミーティングで出た企画「ドッグヨガ」「ノーズワーク」を採用しています。ノーズワーク体験会は2026年1月16日(金)に開催予定、愛犬と一緒にワクワクドッグヨガは2026年1月26日(月)に開催予定となっています。

これまでの撮影頭数は6,500頭を超え、季節ごとの撮影会やイベント撮影のほか、犬と一緒に楽しむ遠足やバスツアーなども多数企画してきた、棚原写真事務所。Instagramフォロワーは7,100人、LINE登録者は3,500人と、多くの愛犬家の支持を得る実績のもとに、今回企画された社員犬・アルバイト犬101匹を起用してのPR施策です。
開始直後からの大きな反響で、すでにさまざまな波及効果を生んでいます。犬自身も飼い主も、それぞれが嬉しさを感じられ、新しいスタジオでの活動のPRはもちろんのこと、スタジオとユーザーの双方向コミュニケーションの好例となっている取り組みといえそうです。
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