アルコール度数の高いビールを訴求する、受け手の観察力を要する広告

Case: Drink Wisely

ブラジルのビールブランド「Boca Maldita」が実施したユニークなプリント広告。

アルコール度数9.5度という通常よりも度数の高いビール、インペリアルIPA(ダブル・インディア・ペールエール)を訴求するために作られたクリエイティブがこちらです。全3種類。

「Boca Maldita」のビール瓶片手に美女の腰を抱いてご満悦の中年男性。いずれの男性も完全に“できあがっている”雰囲気が漂っています。

右下にあるコピーには…

DRINK WISELY.
(賢明に飲もう。)

皆さんはビジュアルとコピーを見て、何か違和感に気づきましたか?まだ気づいていない方は、もう1度上のクリエイティブをそれぞれご覧ください。

 

よく見ると、男性の体や頭に手を廻している「女性の手」が毛深かったり、しみだらけだったりして美女のものとは思えないものになっています。ここから、“できあがっている”男性達の目には一緒にいる女性は美女に見えているけど、実のところはそんな美女などではなく、女性ですらわからないような存在を腰に抱いていることがうかがい知れます。

「Boca Malditaはアルコール度数が高いビールなので、節度をもって賢明に飲まないと“こんなこと”になっちゃうかもしれないから、気を付けてくださいね。」と示唆しているようです。

参考サイト

Gute Werbung
http://www.gutewerbung.net/boca-maldita-drink-wisely-campaign/

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