買った瞬間から食べたい マクドナルドが描いたせっかちな人々

マクドナルドの紙袋を手にした瞬間、中から漂ってくる食欲をそそる香り。あの香りを知っている人なら、家に帰るまで待ちきれず、つい袋に手を伸ばしてしまう気持ちに共感できるのではないでしょうか。

そんな身近な瞬間を広告にしたのが、パラグアイのマクドナルドです。「Impatience(待ちきれない気持ち)」と題したキャンペーンでは、食欲を抑えられない人々の姿をユーモラスに描いています。

今回のキャンペーンを手がけたのは、パラグアイの広告会社ONIRIA/TBWA。商品を買ってから食べるまでのわずかな時間に生まれる、待ちきれない気持ちに着目しました。

 

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広告に登場するのは、エレベーターの中でポテトを食べ始めるパジャマ姿の女性や、ドライブスルーで商品を受け取るなり袋を開ける男性、車に乗り込む前に思わずつまみ食いをしてしまう男性です。

いずれも、家に帰るまでのわずかな時間さえ待てず、食べることを優先してしまう姿を描いています。少し行儀が悪いようでいて、思わず「わかる」と共感してしまう光景です。

商品のアップ写真や大きなキャッチコピーを使わなくても、マクドナルドの紙袋と、それを手にした人々の行動だけで、食べたい気持ちが自然と伝わってきます。

また、本来はネガティブな意味に捉えられがちな「せっかち」という感情を、好きな食べ物を前にしたときの微笑ましい行動として描いている点もユニークです。

誰もが経験し得る日常のひとコマを切り取ることで、商品の魅力を直接説明せずとも、食べる楽しさやブランドへの親しみを伝えています。消費者の何気ない行動をユーモアに変え、共感を通じてブランドの魅力を印象づける広告事例です。

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