\ Pick of the week /先週の話題事例ピックアップ<10/26-11/1>

PR EDGEにおいて、先週たくさん読まれたPR事例・クリエイティブ事例をピックアップして紹介する「Pick of the week」。

今回は、シュゼット・ホールディングス、モンシェール、ミスタードーナツ、牛乳石鹸共進社、すかいらーくレストランツの事例紹介記事をまとめてお届けします。

1. ディック・ブルーナ生誕100周年を一足先に祝う アンリ・シャルパンティエのコラボ設計

洋菓子ブランド「アンリ・シャルパンティエ」を手掛けるシュゼット・ホールディングスは、2026年11月1日(日)より、ディック・ブルーナ生誕100周年を記念した限定商品を発売しました。

ディック・ブルーナが生誕100周年を迎えるのは2027年8月ですが、本企画では約9ヵ月前倒しとなる2026年11月から「ひとあし先に」と銘打って展開を開始。周年の本番に先駆けて展開することで、洋菓子需要が高まる冬のギフトシーズンに合わせて自社の商機とアニバーサリーを連動させるアプローチといえそうです。

企画の起点には「良き素材」と「シンプルな本質」という共通の価値観を設定し、ブルーナの祖国であるオランダの酪農文化と、自社のお菓子づくりを支える北海道の酪農という共通項を提示しました。キャラクターの意匠にとどまらず、双方のルーツにある文化的背景を結びつけています。

周年の先取りを掲げた発売タイミングから、ルーツを結びつけた文脈づくり、そして季節ごとに表情を変えるパッケージなど、随所に工夫を施しています。記念商品の発売だけに終わらせず、ブランドの哲学と需要期に合わせた販売設計を連動させ、持続的な話題性を生み出すIPコラボレーション事例といえそうです。

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2. 「堂島ロール」の強みを新ブランドへ クリームを主役にしたブランディング戦略

「堂島ロール」を展開する株式会社モンシェールは、プレミアムクリームに特化したブランド「堂島ミルク」を、2026年10月21日(水)にあべのハルカス近鉄本店にグランドオープンしました。

2003年に大阪・堂島で誕生し、クリームの美味しさを届けてきた「堂島ロール」。クリームそのものの魅力をより伝えたいという想いから、今回の新ブランドが誕生しました。クリームと、さまざまな食感や素材の組み合わせで、新たなおいしさを提案します。

これまで展開してきた「堂島ロール」が持つクリームのおいしさという強みを切り出し、新たなブランドとして展開するブランディング事例。ロールケーキに限らず、幅広い商品を通じてクリームそのものの魅力を発信し、新たな顧客接点を創出しています。

また、ロゴには「堂島ロール」を想起させる円形のモチーフに加え、生乳の一滴をイメージした王冠を採用。新ブランドとして独自性を打ち出しつつ、既存ブランドとのつながりも表現しています。長年培ってきたブランド資産を生かし、その強みを新たな価値提案へと発展させた事例です。

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3. ミスドに登場した歴代ポケモンが大集合 生態を発売スケジュールに拡張するコラボ設計

ミスタードーナツは、30周年を迎えたポケモンとのコラボレーション企画「みんなで集合!冬のポケモンキャンペーン」を実施。2026年11月4日(水)より、全国の店舗で数量・期間限定にて発売します。

今回の取り組みでは「アローラディグダがみんなをあつめて大集合!」をテーマに掲げ、過去にミスタードーナツの企画に登場したポケモンたちが集結。

全4種のスリーブを揃えると今まで登場したポケモンたちが集合するドーナツや、キャラクターたちが集まった姿を描いたブランケット、オリジナルデザインのテイクアウトボックスなどを展開。毎年冬に重ねてきたコラボの歩みそのものを企画の中心に据え、これまでの思い出とともに楽しめる内容となっています。

また、ポケモンの見た目を再現するだけでなく、キャラクターの性格を発売時期にまで反映させている点も特徴的です。ほかのドーナツが11月4日に発売される一方、のんびりとした性格の「ヤドン」を再現したドーナツのみ、3週間遅れた11月25日(水)に登場するスケジュールを採用しました。

ポケモンの30周年という節目において、単に人気のキャラクターを並べるだけでなく、積み重ねてきた実績やファンとの思い出を独自の強みとしたIPコラボレーション事例です。

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4. 牛乳石鹸の体験型イベントが初の神戸開催 コラボ企画で地域とブランドの魅力アピール

牛乳石鹸共進社株式会社は、公式オンラインショップ「みんなのAWA-YA」の世界観を体験できるポップアップイベント「みんなのAWA-YA meets 神戸」を、2026年11月12日(木)から11月18日(水)の期間、KIITO(デザイン・クリエイティブセンター神戸)にて開催します。

イベントでは、公式オンラインショップに寄せられた実際のレビューコメントを参考にショッピングを楽しめます。そのほかにも、赤箱の特徴でもあるふわふわの泡を直接肌で感じることができる「泡ハンドパック体験」や、牛乳石鹸の研究員が商品へのこだわりやスキンケア知識を紹介するミニセミナー「牛乳石鹸研究室」など、ブランドへの理解を深めるコンテンツを用意。

また、2026年11月1日(日)から11月30日(月)には、神戸の人気スポットにイベント限定のサービスやコラボメニューが登場するデジタルスタンプラリーを開催。商品のふわふわ泡をイメージした「赤箱×しあわせ泡のフロマージュ」など、期間限定のコラボメニューで、神戸の街の魅力を感じながらブランドを五感で楽しめます。

ブランドの特徴と神戸の街の魅力を掛け合わせ、ポップアップを起点に街全体を使ったコンテンツも展開することで、地域の特性を生かした体験価値の拡大とイベントの話題化が期待される取り組みです。

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5. ガスト×ミセス・藤澤涼架の初コラボ 特製メニューと空間演出で生み出すファン体験

株式会社すかいらーくレストランツが運営するガストは、2026年10月22日(木)より、Mrs. GREEN APPLEの藤澤涼架さんとのコラボレーション企画「Chef RyoChan」を開始しました。

自身が親しんできた味をアレンジした「りょうちゃんの思い出の旨辛チゲ鍋セット」をはじめ、大森元貴さんが好むイタリアンを意識したピザ、若井滉斗さんの好物である梅を使ったチキン料理、ファン(JAM’S)への感謝を込めたスイーツなどが登場。

名前やビジュアルの起用にとどまらず、本人の思い出やメンバーの嗜好をメニューの軸に据えることで、ファンがストーリーとともに味わえる設計となっています。

あわせて、食事の時間を盛り上げる店内の演出も見逃せません。藤澤さんがセレクトしたプレイリストが定期的に店内で流れるほか、フォトパネルの設置や配膳ロボット(ネコロボ)のコラボ装飾、卓上POPなど、空間全体で世界観を演出。

さらに、対象メニューの注文で提供される限定グッズは、第1弾(10月22日〜)と第2弾(11月12日〜)に分かれて登場します。第1弾ではマグカップまたはスプーン&フォークセット、第2弾ではお皿またはランチクロスなどを提供。順に集めることで自宅の食卓に「特製テーブルセット」が揃う仕掛けとなっており、再訪のきっかけになりそうです。

タレントとの接点や文脈を生かしてコラボに説得力を持たせ、ファンエンゲージメントを高めながら期間中の再来店へとつなげる販促事例といえるでしょう。

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先週は、IPやタレントとのコラボレーションにおいて、表面的なビジュアルの活用にとどまらず、背景にあるルーツや文脈を企画に落とし込んだ事例が注目を集めました。

双方の共通点やストーリーを商品や体験へ反映させることで施策の説得力を高め、ブランド価値を届ける機会に変えています。

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