間伐材が産地を名乗るギターに 山形の木材加工会社が立ち上げた「I’mK」
山形県中山町の木材加工会社ウッド・マイスターは2026年10月31日(土)、エレキギターブランド「I’mK(アイムケイ)」の第1弾を発売しました。長井市の間伐材をボディに使い、1本ごとに使用木材の産地を表示するギターです。

ボディ材には、森林の保護と育成を目的に間伐された長井市の広葉樹を採用し、商品名にも、木材の産地である同市の地名「勧進代」を取り入れました。
また、「木で再現できるパーツは、できる限り木でつくる」という考え方のもと、従来は金属や樹脂で構成されていた部品にも木材を採用。ボディだけでなく、部品にも素材へのこだわりを反映しています。

ギター背面のキャビティカバーには、シリアルナンバーと使用木材の産地を表示。同社は、素材のルーツを知ることで、プレイヤーが地域の自然やギターの背景に思いを馳せ、愛着を持って使い続けられることを目指しています。
本取り組みの特徴は、商品名に加えてギター本体にも産地情報を明記している点にあります。購入時に目にする名称に加え、所有後も確かめられる場所に産地を示すことで、素材の背景に触れる接点を製品そのものに設けていると捉えられます。

木製部品の採用も、この見せ方と重なります。産地を示す言葉と、実際に使われている木材の質感を組み合わせ、素材へのこだわりを具体的に伝える設計です。
ウッド・マイスターは、1935年創業の杉山木工から製造部門を分社化した会社で、木の温かさを生かした作品づくりにこだわり、イスやテーブルの部材加工などのODMを手がけてきました。

地域材を使ったことを打ち出すだけで終わらず、素材の出どころを1本ごとに製品へ刻み、自社の木材加工技術とあわせて伝えるブランディング事例です。
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