親子の何気ない日常をブランドメッセージに 花王メリットCMがACCグランプリ受賞

花王株式会社のヘアケアブランド「メリット」が展開するCMシリーズ「家族と愛とメリット」が、2026年10月14日(水)に発表された「2026 ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」のフィルム部門Aカテゴリーで総務大臣賞/ACCグランプリを受賞しました。

2024年に始まった同シリーズは、シャンプーの機能を前面に出すのではなく、親子の何気ない日常を通じて「家族愛」というブランドメッセージを伝えています。

今回受賞したのは、2025年夏公開の「はじめて料理をした日」篇と、2026年春公開の「手をつないだ日」篇です。

「はじめて料理をした日」篇では、初めてパンケーキを作る娘と、見守る父親を描写。娘が粉を飛び散らせても、父親は後片付けをしながら笑顔を見せます。失敗も含めて子どもの成長を喜ぶ親の愛情を表現しています。


「手をつないだ日」篇では、四季を通じて手をつないで歩く父娘の姿を描きました。いつの間にか成長した娘は父親の手を離し、新しい友だちと歩き始めます。成長への喜びと寂しさを表現しながら、最後は親子がメリットを使って入浴する場面で締めくくるという、商品を家族の一日の中に自然に位置づけた演出です。


両作品では、ニシワキタダシ氏が手がけたイラストを用いたアニメーションに、椎名林檎氏の「幸福論」「ギブス」のカバー曲をそれぞれ組み合わせています。映像と音楽で喜びや切なさを表現し、視聴者が自身の家族との思い出や子育ての経験を重ねられる物語に仕上げました。

商品説明より家族への共感を入り口にすることで、ブランドを身近に感じてもらう狙いがうかがえます。

また、2024年から親子の異なる日常を描きながら、家族愛というテーマを一貫して発信。個々のCMを通じて、家族シャンプーとしてのブランドイメージを積み重ねてきました。

商品の機能だけでは伝えきれないブランドらしさを、家族の物語によって表現したメリット。身近な出来事への共感と継続的なメッセージ発信を組み合わせ、家族の暮らしに寄り添う存在として印象づけるブランディング事例です。

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