需要はいかに? 業界初となる『ご祝儀袋の自販機』が登場

紙製品・化成品メーカーのマルアイが、11月1日から11月30日までの期間限定で自動販売機でのご祝儀袋の販売を始めました。

伝統的なものから華やかなデザインのものまで約500種類の祝儀・不祝儀袋を取り揃え、業界でもトップシェアを誇る同社。この自販機は東京メトロ有楽町線有楽町駅(D4出入口すぐ)に設置され、慶事や弔事で使用できる祝儀・不祝儀品の全15種類を販売しています。

自動販売機で購入できる祝儀袋は3,000円する高価格の品から数百円程度の品まで幅広く取り揃えており、挙式のスタイルや相手の好みなど、さまざまなシーンに合わせて選ぶことができるようになっています。また中には、出産祝いとして贈ったあとも赤ちゃんのスタイ(よだれかけ)として二次利用できる布製の祝儀袋や、冠婚葬祭の場では必需品である袱紗(ふくさ)も販売されます。


同社は自販機での販売の背景として、「コロナによってコミュニケーションの多くが“より手軽に」「よりカジュアルに」なったものの、冠婚葬祭など特別な場面では気持ちや心を込めたものを丁寧に贈りたいというニーズ」が存在していること、また一方で「時間対効果を意味するタイパ(タイムパフォーマンス)重視の風潮から、良いものを時短で簡単に買いたい傾向の強まり」を挙げています。

近年、自動販売機をめぐっては、冷凍食品や生の肉も販売されるなど取り扱える商品の幅が広がっているだけでなく、企業のコミュニケーションのツールとしての活用も注目されており、今後のどのような活用が新たに生まれるかにも期待です。

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