拡大しただけなのにインパクト抜群! Wendy’sのロゴ活用術

アメリカ・インディアナポリスは、地元の人たちから「Indy」の愛称で親しまれている街。そんな街を舞台にWendy’sが展開したのが、ロゴを少し拡大するだけで「Indy」への歓迎メッセージに変えたユニークなOOHキャンペーンです。

 

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「Wendy」の文字を大胆にトリミングすると、一部が「Indy」と読めることに着目。この偶然の一致をそのままクリエイティブに落とし込みました。ロゴそのものは一切変更せず、街とのつながりを表現しました。

キャンペーンコピーでは、「Indianapolis doesn’t ask for attention. It earns it.」(インディアナポリスは注目を求めない。自ら勝ち取る。)という街の気質を紹介したうえで、「Midwestern roots. Hard work over hot air.」(中西部に根差し、口先より努力を大切にする。)と続きます。

つまり、「Wendy’sもIndyも、派手さより実直さを大切にするブランドだ」という共通の価値観を描いているのです。ロゴの偶然だけではなく、ブランドストーリーまで地域と重ね合わせた施策となっています。

さらに、Wendy’sとインディアナ州には深い縁があります。創業者・Dave Thomas(デイブ・トーマス)はインディアナ州で育ち、ブランドも隣接するオハイオ州からスタートしました。

単なる言葉遊びではなく、ブランドのルーツがある土地だからこそ、この広告にも自然な説得力が生まれています。

この施策はインディアナポリス限定で展開されたローカライゼーション施策でもあります。全国共通の広告ではなく、その土地だから成立するアイデアにしたことで、地元の人たちの共感や話題化につながりました。

新しいものを足すのではなく、すでに持っているロゴの中に地域とのつながりを見つける。ブランド資産を読み替えるだけで、街への歓迎メッセージへ変えた、シンプルながら非常にクレバーなブランディング事例です。

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