トラックが伝統を運ぶーーヒスパニックの食文化に寄り添ったトヨタのPR施策
アメリカのトヨタ販売会社であるGulf States Toyotaが公開した「Abuelita’s Food Truck」は、ローカルコミュニティに深く入り込んだPR事例です。
本作は、テキサスで家族にタマレス(中南米の伝統料理)を振る舞い続けてきた“おばあちゃん”を主人公に据えたドキュメンタリー形式の広告。トヨタは彼女のレシピと想いをより多くの人に届けるため、専用のフードトラックを制作し、その活動を支援します。
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ヒスパニックコミュニティにとって、家族の食卓や受け継がれる料理は文化そのものです。アメリカで主要な人口層を占めるこのコミュニティの価値観に深く寄り添ったことが、本施策の説得力を支えています。
その文化を”消費する”のではなく、”支える存在”としてブランドを位置づけました。トヨタのトラックもまた、単なる製品としてではなく「おばあちゃんの伝統と想いを運ぶ存在」として機能しています。
グローバルブランドが新しい市場で存在感を確立するには、単に商品を届けるだけでなく、その土地の文化や人々の営みにどれだけ寄り添えるかが問われます。
本作は、ローカルコミュニティの物語に深く入り込むことでブランドへの共感を生み出した好例といえるでしょう。日本企業がアメリカ社会で受け入れられていくうえでも、示唆に富む施策です。
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