卒業制作が防災インフラに 塗料会社が学校の屋上を変える「ヘリサイン」プロジェクト
蛍光色材の総合メーカーであるシンロイヒ株式会社は、2026年5月26日(火)より「みんなでつくる防災ヘリサインプロジェクト」を全国で本格展開しています。
災害時、救助ヘリコプターが目的地を特定するために屋上へ記された施設名表示を「ヘリサイン」と呼びます。このプロジェクトは、学校の屋上に生徒・教職員・地域住民が自らヘリサインを塗装する参加型の取り組みです。
使用するのは、環境に配慮した水性蛍光塗料「ルミノヘリサインアクア」。油性塗料のような強い臭いがほとんどなく、使用した道具を水道水で洗えるため、専門知識のない生徒でも授業中などに安全に扱うことができます。

近年、激甚化する気象災害への備えとして、地域の防災拠点となる学校の「受援力(支援を受け入れる力)」向上が急務となっています。現場のパイロットからも、現在地を早く正確に把握できるヘリサインの増加が切望されてきたそうです。
しかし、多くの自治体や教育機関では予算確保が難しく、専門業者による施工費がネックとなり設置が進まないという現状がありました。この予算不足というハードルを、生徒が自ら塗るという体験へ転換した点がプロジェクトの軸となっています。
施工費用の問題を、防災教育や卒業記念制作、あるいは美術部の創作活動といった学校行事の枠組みで捉え直すことで、導入の障壁を企画の魅力そのものへ作り変えました。
1,000件以上の施工実績に基づく塗料の「安全で扱いやすい」という機能的価値が、子供でも無理なく参加できるという企画の成立理由に結びついています。
完成したヘリサインはGoogle Earth™上にも記録として残るため、参加者にとってわかりやすい達成感と共有動機が生まれるはずです。
防災、教育、SDGs、地域コミュニティという複数の文脈を重ね合わせることで、多角的なメディア掲載にもつながりやすくなるでしょう。
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