町のシンボルカラーを全身で体験 北竜町「ひまわりイエローラン」の地域ブランディング

日本最大級のひまわり畑を擁し、ひまわりを町のシンボルとして育んできた北海道北竜町。町花にちなんだ「ひまわりイエロー」を北竜町タウンカラーのメインカラーに指定し、色を活用した地域ブランディングに取り組んでいます。

この活動の一環として、40周年を迎える名物イベント「ひまわりまつり」の節目に合わせ、2026年8月8日(土)に「ひまわりイエローラン」が実施されます。

約1kmの特設コースを走る参加者へ黄色いパウダーを吹きかけ、全身をひまわりイエローに染めてゴールを目指すファンランイベントです。

景観を“見る”だけの従来の観光から、色や空間と“一体化する”体験型コンテンツへ拡張。インパクトのあるビジュアルをつくり出してUGC創出を促し、活気にあふれた町の印象を記憶や写真とともに浸透させる試みです。

また、来訪者の誘致と並行し、次世代育成を目指した運営を行っている点も特徴的です。

企画や準備の段階から地元中学生のグループ「未来ユース」が加わり、地域おこし協力隊のサポートを受けながら、SNSでの発信や現場運営に取り組んできました。

外部からの集客にとどまらず、地元の若者が自ら町の魅力を伝える担い手へと成長する場としても機能させています。

住民と参加者を巻き込む企画は大きな反響を呼び、初回の募集は24時間で定員に達したといいます。

急遽用意された追加枠も3分で埋まり、道外からも参加者が集まっているとのこと。北竜町ならではの資源を生かした参加型コンテンツへの期待と、注目の高さがうかがえます。

町の象徴であるイエローカラーを視覚的な提示にとどめず、走る・染まる・写真を撮るといった身をもって楽しむプロセスへ引き上げました。

ローカル資源のひまわりを体験価値として再編集し、観光誘客からSNSでの話題化、次世代育成までをひとつのイベントで同時に目指す地域ブランディングとなっています。

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