\ Pick of the month /先月の話題事例ピックアップ<2026年5月>

PR EDGEにおいて、1ヵ月を通してたくさん読まれたPR事例・クリエイティブ事例をピックアップしてご紹介する「Pick of the month」。

今回は、タカラベルモント、夏油温泉、スピングルカンパニー、PLAZA、北海道浜中町、河出書房新社、極楽湯の7事例紹介記事をまとめてお届けします。

1. ロビーが「ミニ万博」に! 他国パビリオンも巻き込み万博レガシーを本社へ移設

タカラベルモント株式会社は、大阪・関西万博に出展した大阪ヘルスケアパビリオン「量子飛躍する美の世界」を大阪本社1階ロビーへ移設し、新たな展示空間として完成させました。

2026年5月1日(金)から5月6日(水・休)にかけては、一般公開イベントも実施。一企業の拠点を万博ファンの交流拠点となる会場として開放する、共創の試みです。

一般公開イベントでは、海外パビリオンとして人気を博したヨルダン館やチリ館、さらに株式会社鼓月や太陽工業株式会社からも資料やコンテンツを借り受けて展示しました。

同社にとって、大阪での万博出展は1970年に続き二度目。半世紀以上の時を経て再びこの地で万博を経験した企業だからこそ、その遺産を未来へつなぐことへの意志がうかがえます。

今回のブース移設は、大阪・関西万博(2025年)のスタッフユニフォームを全国の教育機関へ寄贈したアクションに続く第2弾と位置づけられています。

「当社展示ブースからはゴミは一切出さない」というアフター万博の理念を表した、企業の誠実な姿勢がわかる取り組みです。

詳細はこちら

2. 温泉を泊まる場所から“関わる”場所へ 閉業中の夏油温泉再生プロジェクト

岩手県北上市にて地域まちづくり事業を展開するGETO Village株式会社は、2024年に無期限休業となった「夏油温泉観光ホテル」の再生を目指すプロジェクトを開始。クラウドファンディングを軸に「令和の社交場」をコンセプトとした事業の再生を目指します。

プロジェクトでは、ホテルを単なる宿泊施設として再生させるのではなく、温泉の社交の場としての役割を現代的にアップデートし、お湯に浸かりながら日々の役割や肩書を捨てて語り合い、自分を整えることができる「社交“湯”」としての再建を狙います。

クラウドファンディングのリターンの一部には、企業のウェルビーイング施策としても活用できる、社員全員の入浴フリーパス「法人カード」のプランも含まれており、ウェルビーイングという話題性の高いキーワードを用いることで、支援の裾野が広がるプロジェクトとなっています。

さらに、宿泊者も運営に参加できる「主客混合」モデルを導入し、人手不足という課題を体験価値とコミュニティの強化につなげる、参加型の地域マーケティング事例です。

詳細はこちら

3. 広島電鉄のレトロ車両がスニーカーに 住民の“あしもと”を支え続けてきた地元企業コラボ


JR広島駅の駅ビルへ乗り入れる「駅前大橋ルート」を開業し、大きな話題を呼んだ広島電鉄。

新しい活気に沸く地元の交通事業者と、昭和8年から広島県府中市で職人技術による靴作りを続けるスピングルカンパニーが、初のコラボレーションを展開しています。

今回の取り組みは、ともに広島県を拠点とし、長年にわたり人々の移動やくらしを支え続けてきたという共通のアイデンティティから実現しました。

今回のコラボスニーカーは、それぞれのブランド価値を高め合う役割を果たしています。

広島電鉄にとっては、新しい路線の話題性とあわせて、歴史ある車両の魅力を身近な形で全国の生活者へ発信し、鉄道ファン以外へも愛着を広げる機会となるでしょう。

スピングルカンパニーにとっても、地元の移動の歴史と深く結びつくことで、伝統を守りながらも街と共に未来へ動き出す姿勢を広く伝える契機といえます。

“あしもと”を起点に地域の資産を捉え直す、相互に豊かな実りをもたらす共創型プロモーションです。

詳細はこちら

4. “好きって、あなただ。” PLAZAの創業60年アニバーサリーキャンペーン

PLAZAを運営する株式会社スタイリングライフ・ホールディングス プラザスタイル カンパニーは、1966年4月の1号店開業から60年を迎えた2026年4月、60周年アニバーサリーキャンペーン「好きって、あなただ。」を始動しました。

単発のイベントで話題が完結しがちな周年企画において、同社のアプローチは、バッグ・メディア・ユニフォームという異なる接点を時間差で投入することで、顧客との接触を1年かけて積み重ねるつくりになっています。

ユニフォームのリニューアルを年間計画に組み込み、スタッフ自身がブランドを体現する状態をつくることで、来店客への伝わり方を現場レベルから底上げしている点も、この取り組みの特徴といえます。

60年という歴史を「過去の振り返り」ではなく「今の自分を肯定する」メッセージへと結びつけた今回のキャンペーン。創業60年をブランド刷新の起点として機能させ、1年を通じてブランドの新しい価値を浸透させる周年事例です。

詳細はこちら

5. 北海道の公共温泉が「ルパン三世」に染まる 聖地ビジネスを強化するリブランディングPR

原作者モンキー・パンチ氏の故郷として、2011年に「ルパン三世 はまなか宝島プラン」を掲げて以来、15年近くにわたり大規模なIP活用を継続してきた北海道・浜中町。

そんな「ルパン三世の街」としての歩みが、2026年4月20日(月)、さらなる深化を遂げました。

1999年に町民の交流や保養を支える拠点として誕生した公共温泉施設が、四半世紀を経て「ルパン三世の湯 霧多布温泉ゆうゆ」へと改称。施設全体を作品世界へ没入させる舞台へと刷新しました。

通常は無音であるはずの浴室にアニメの名曲BGMを導入し、壁面イラストや館内のミュージアム化、さらには公式ライセンサー協力による専用ロゴの開発まで敢行。

単なるキャラクターを飾った温泉ではなく、ここに来なければ味わえない唯一無二の体験を設計しています。

物語を全身で浴びるような没入体験の創出が、地域の誇りを次世代へとつなぎ、浜中町の価値を世界へ発信する新たな「お宝」となることが期待されます。

詳細はこちら

6. 「とにかく本の話を続けよう。」社屋の一角を書店化する河出書房新社の周年ブランディング

1886年に東京・日本橋で創業した出版社が、本と読者との関係をより密接にするユニークな記念事業を展開中です。

2026年5月に創業140周年を迎えた河出書房新社は、「これまでも、これからも。本の窓から。」というキャッチコピーを掲げ、特別企画の実施やオリジナルグッズの販売など、さまざまな企画に取り組んでいます。

記念事業の一環として、同社は本社オフィスの一角に「河出書店」をオープン。本をつくる人、届ける人、そして読む人が集い、同じ空間で言葉を交わせる場を準備しているとのこと。書店の詳細は、河出書房新社のファンクラブ「かわくら」の会員限定メルマガにて発表します。

「とにかく本の話を続けよう。」を合言葉にする企画「河出書店」を通じて、同社は“読者”を“参加者”へ転換。書店の情報をファンクラブ向けに先行して共有することで読者との接点を深め、中長期的な関係の構築も期待できます。

詳細はこちら

7. 『ぽこ あ ポケモン』が極楽湯をジャック 五感で浸る“湯ったり”テーマパークに変貌

2026年5月28日(木)から6月16日(火)までの期間、極楽湯・RAKU SPAグループ39店舗にて、『ぽこ あ ポケモン』とのコラボレーションイベントを開催します。

期間限定のコラボとしては一線を画す、施設全体を網羅した多角的なコンテンツ展開が際立っています。浴室には、登場するポケモンをイメージした5種類の湯が設置され、専用のタペストリーで空間を装飾。

また、館内では能登の伝承娯楽をベースにしたボードゲーム『ポケモンごいた』の体験会も実施。2人1組で相手と得点を競い合うゲームを導入することで、世代を問わない利用者同士のコミュニケーション機会を創出しています。

施設内は、五感や知的好奇心を刺激する多彩な仕掛けで溢れています。入浴から食事、遊びに至るまで、施設全体をテーマパークのように機能させる重層的な設計は、子どもから大人まで幅広い層の滞在価値を最大化させるでしょう。

詳細はこちら

異業種とのコラボレーションや他国パビリオンとの連携など、自社の枠を超えて周囲の力を巻き込みながら展開する施策が目立ちました。

顧客を運営の一部として迎え入れたり、ファン同士が言葉を交わすコミュニティを創出したりと、双方向のつながりを生み出す設計が際立っています。

一方的な情報発信に頼らず、関わる人を当事者へと変えていくことで、ブランドの新しい価値を共に創り上げていく事例が揃った1ヵ月でした。

その他のPick of the monthについてはこちら
https://predge.jp/search/post?othres=7264
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る