温泉を泊まる場所から“関わる”場所へ 閉業中の夏油温泉再生プロジェクト
岩手県北上市にて地域まちづくり事業を展開するGETO Village株式会社は、2024年に無期限休業となった「夏油温泉観光ホテル」の再生を目指すプロジェクトを開始。クラウドファンディングサイト・CAMPFIREにて、2026年5月31日(日)より支援募集を開始します。
夏油温泉は岩手県北上市の山奥に位置し、開湯から1000年の歴史を持つ名湯です。一方、人手不足を理由にかつて4つあった施設は2つまで減少。また、冬には毎年5mを超える積雪がみられる豪雪地帯のため、建物の老朽化や水道管の水漏れなどが深刻化しています。

今回のプロジェクトでは、クラウドファンディングを軸に「令和の社交場」をコンセプトとした事業の再生を目指します。
江戸時代には、温泉は身分や立場を超えて人々が語り合い、心を通わせる社交の場として機能していました。
プロジェクトでは、ホテルを単なる宿泊施設として再生させるのではなく、温泉の社交の場としての役割を現代的にアップデートし、お湯に浸かりながら日々の役割や肩書を捨てて語り合い、自分を整えることができる「社交“湯”」としての再建を狙います。
クラウドファンディングのリターンの一部には、企業のウェルビーイング施策としても活用できる、社員全員の入浴フリーパス「法人カード」のプランも含まれており、ウェルビーイングという話題性の高いキーワードを用いることで、支援の裾野が広がるプロジェクトとなっています。

また、再生プロジェクトでは、もてなす側と受ける側を固定せず、できる人ができることを担う「主客混合」モデルを導入。施設の掃除や、夏油温泉の復興を考えるワークショップなど、場の一員としてゆるやかに助け合う仕組みを取り入れ、人手不足という課題を逆手に取った取り組みが予定されています。
プロジェクトでは、リターンとして4泊5日の「湯守」体験が可能な宿泊券も用意されており、運営に関わりながら歴史ある温泉地を楽しむことも可能です。

休業中のホテルを、クラウドファンディングを起点に“泊まる場所”から“関わる場所”へ再定義した再生プロジェクト。ウェルビーイングを掲げた「令和の社交場」というコンセプトで共感を広げつつ、法人向け入浴フリーパスなどのリターン設計で支援層の幅を広げています。
さらに、宿泊者も運営に参加できる「主客混合」モデルを導入し、人手不足という課題を体験価値とコミュニティの強化につなげる、参加型の地域マーケティング事例です。
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