車内で戦えるほど広い?日産が仕掛けたドバイでのローカル戦略
車の中で格闘技を行う突飛なイベントが、ドバイのCoca-Cola Arenaで開催されました。新型SUV「Magnite」のプロモーションとして日産が仕掛けた本イベントは、ローカライズ戦略と機能訴求を掛け合わせたユニークな事例です。
採用された競技は「CarJitsu」(カージツ)。2人の格闘家が車内に乗り込み、柔術のルールのもとで組み技を競い合う独自のフォーマットです。限られた空間の中での攻防という特性が、そのまま車の広さと耐久性の訴求につながっています。
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このアイデアが成立している背景には、UAEにおける柔術文化の浸透があります。柔術はUAEの国技として広く親しまれており、認知度の高い競技です。日産は自社の考えを押し出すのではなく、現地で浸透している文化を活用することで、無理なく観客の関心を引きつけています。
また、会場となったCoca-Cola Arenaは、約1万人規模を収容する大型施設。スポーツイベントとしてのスケール感を担保することで、“ただのプロモーション”ではなく、“観戦する価値のあるコンテンツ”へと昇華しています。なお、実際のイベントの様子は動画コンテンツとしても展開されました。
注目すべきは、車の広さという機能をスペックで語っていない点です。車内で格闘技が成立するという極端な状況を見せることで、「これだけ動けるなら十分に広い」という説得力を生み出しています。
現地の文化を取り入れながら、プロダクトの特性を体験として伝える。本施策は、中東市場への拡大を見据えた、戦略の巧みさが際立つ取り組みです。
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