渋谷への感謝を街に刻む 東京サンロッカーズのマザータウン協定とサンディー銅像

2016年のBリーグ開幕以降、約10年間にわたり渋谷区をホームタウンとして活動した「サンロッカーズ渋谷」は、「TOKYO SUNROCKERS(東京サンロッカーズ)」へのクラブ名変更を発表し、新たなスタートを切っています。

来季からのホームタウン移転を控える同クラブは、2026年6月5日(金)に渋谷区とのマザータウン協定締結とマスコットキャラクター「サンディー」の銅像寄贈を発表。銅像は渋谷区役所シビルガーデン前に設置され、話題となりました。

移転という節目にあたり、クラブは渋谷区を「マザータウン」として位置づけることで、継続的な関係性を構築したいという想いを渋谷区に伝え、2025年10月頃から正式な協議を重ねてきたといいます。

その過程では、バスケットボールリングやサンロッカーズコートの整備といったプレー機会創出の施策も検討されましたが、恒常的な設置場所の確保という課題を踏まえ、象徴性の高い銅像案へと方向転換。「サンディー銅像設置プロジェクト」が正式にスタートしたそうです。(担当者談)

この発表は、移転・改名を別れや区切りとしてとらえず、今後の関係継続として定義している点に狙いがあります。代表取締役社長・神田さんが「この10年で皆さまと築いた絆や感動をレガシーとして残し、これからも互いに成長し合える関係でありたい」と語るように、10シーズンにわたる渋谷との歩みを次のステージへの橋渡しとする設計です。

また、渋谷区長・長谷部さんも「ハチ公像のようにストーリーができれば」と語っていますが、行政側が前向きに取り組んでいるのも大きな力です。マザータウン協定という覚書の締結自体を発表コンテンツにしたことで、「渋谷区との関係が続く」という強いメッセージを打ち出しています。

クラブと行政が同じ方向を向いて動いているからこそ、ファン以外の人にも届き続ける仕掛けになったのではないでしょうか。

さらに、銅像の台座には、クラブの前身である日立サンロッカーズの発祥地・茨城県日立市の御影石を使用。こうした細部へのこだわりが、90年を超えるクラブの歴史的な文脈を重ね、ストーリーの厚みをつくっています。

ファンだけでなく、クラブを知らない人にも届き続ける仕掛けをつくるという発想は、節目を迎えた企業にとっても参考になります。新たなホームタウンでの東京サンロッカーズとしての躍進はもちろん、渋谷との絆を活かした今後の広報PRの展開にも注目です。

2026-27シーズンに向けたイベント「BRAND NEW STAGE」

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