“この街で働きたい”を育てる 北九州市「まちごと職業体験2026」の挑戦

北九州市は、2026年7月21日(火)〜8月25日(火)にかけて、市内企業や施設と連携した体験型プログラム「まちごと職業体験2026」を開催します。

本企画は、小中学生が地域企業や施設を訪れ、実際の仕事を体験できる夏休みプログラムです。昨年度に初開催され、申込倍率6.1倍、参加者満足度96%を記録。今年度はその反響を受け、参加企業・施設数を11から25へ拡大し、約300名を受け入れます。

パイロット・消防士・海上保安官・税関職員・サッカー選手などさまざまな業種を体験でき、子どもたちが地域産業の多様さに触れられる機会となっています。

注目したいのは、実際の職場で現役スタッフから学べる点です。航空会社での航空機見学や整備士教室、電車整備工場での車体上げ体験、税関による貨物検査体験など、仕事の現場そのものを舞台にしたプログラムを用意しています。

仕事内容を説明するだけではなく、普段は立ち入れない場所や設備に触れられることで、仕事への理解を深められる内容となっています。

また、今年度は参加者から寄せられた声を受け、交通、公共、ものづくり、金融、港湾、小売業などの新たな分野を追加しました。前年の反響を踏まえて職種の幅を広げたことで、より多くの子どもが興味のある仕事に出会える機会を提供しています。

さらに、「こども市長」などのレアな体験は、市長との意見交換などを通じて、子どもたちが政治に関心を持つきっかけにもつながるでしょう。

職業体験を通じて子どもの学びを支援しながら、地域企業とのつながりも生み出す「まちごと職業体験2026」。自治体と企業が連携し、まち全体で次世代との関係づくりに取り組むシティプロモーション事例です。

子どもたちが地域の仕事や人に触れることで、自分の街への理解と愛着が深まり、シビックプライドの醸成にもつながる取り組みといえるでしょう。

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