“見えない仕事に、見える感謝を。”BtoB企業が道頓堀に浮かべる「船員の日」LED広告船

海運業向け基幹システムを提供する株式会社エイ・アイ・エス(AIS)は、2026年6月25日(木)16時から21時まで、道頓堀川を航行するLEDアドクルーズを「船員の日」号として運航。船員へ向けたメッセージをLEDビジョンに映し出します。

全国から募集した船員への感謝・応援メッセージを放映し、海上輸送を支える船員の存在を広く伝える取り組みです。

AIS道頓堀船舶広告

同企画は、AISが推進する「6月25日は船員の日。日本定着プロジェクト」の一環として行われるもの。

寄せられたメッセージは2026年6月中旬よりYouTube「とらくるチャンネル」でも公開予定となっており、現地での放映だけで終わらせず、動画コンテンツとしても発信します。頓堀に足を運べない人にも船員への感謝のメッセージを届ける設計です。

6月25日の「船員の日(Day of the Seafarer)」は、国際海事機関(IMO)の枠組みのもと、2010年のマニラ国際会議で採択された国際的な記念日で、世界の海上輸送を支える船員への理解と感謝を広げることを目的としています。

船員の仕事は私たちの生活を支える重要な役割を担いながらも、日常生活のなかで接点を持つ機会は多くありません。AISはこうした状況を背景に、船員という職業への認知向上を目指して活動を続けています。

同社はプロジェクトの一環として、学生を対象とした海運業界の交流イベントも開催しており、将来の担い手づくりや業界理解の促進にも取り組んでいます。

海事クラスター交流会

今回の施策は、自社サービスではなく、海運業界を支える船員に焦点を当てています。船員への感謝を伝える媒体として船を活用し、メッセージの内容と発信手段を結び付けている点も印象的です。

さらに、多くの観光客や生活者が集まる道頓堀を発信拠点に選ぶことで、海運業界関係以外へ向けたコミュニケーションを実現しています。

AIS道頓堀船舶広告

全国から応援メッセージを募集することで、多くの人が企画に参加できる仕組みも取り入れました。国際的な記念日を起点にオフライン上での発信と動画による二次活用を組み合わせることで、情報に触れる機会を広げています。

また、船員への感謝を伝える媒体として、船を活用している点も印象的です。LED広告船という発信手段そのものが、海や船員を想起させるため、メッセージの内容と媒体が自然につながっています。

見えにくい産業や職業への感謝を、道頓堀のLED広告船という見える形に変えた本施策。自社の存在意義を業界全体への敬意と結び付けながら、BtoB企業が社会との接点をつくる広告事例といえるでしょう。

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