市民の実体験をコンテンツ化 流山市が進める参加型シティプロモーション

千葉県流山市は、SNSキャンペーン「#MyNagareyama」に寄せられた市民投稿をもとに制作した動画コンテンツを公開。あわせてブランディングサイト「ながれやまStyle」内に特設ページ「ながれやまColorful Movie」を開設しました。

今回の施策で特徴的なのは、流山市民が投稿した実体験やエピソードを、都市ブランドを伝えるコンテンツへ再編集している点です。行政PRでは自治体側が地域の魅力を説明する構図になりがちですが、今回の施策は市民自身の言葉や体験を起点に構成しました。

「#MyNagareyama」キャンペーンでは、市内のとっておきの場所とそのエピソードを募集し、その中からもっとも暮らしの空気感が伝わる投稿を選出しています。

 

動画では親子の日常や地域との関わり、暮らしの余白といった生活者視点のエピソードを中心に描き、移住検討者が自分自身の暮らしを重ね合わせやすい設計に。

特設ページでは「Meet」「Learn」「Play」といったテーマごとにコンテンツを整理。地域情報の一覧ではなく、人との出会い、学び、遊びといった体験の流れに沿って情報を配置することで、ユーザーが流山市での暮らしを疑似体験できる構成です。

さらに、投稿キャンペーンで集めたUGCを動画コンテンツ化し、特設ページやSNSへ展開することで、継続的に活用できる都市ブランド資産へ転換しています。

流山市はこれまでも「母になるなら、流山市。」「父になるなら、流山市。」というメッセージを軸に、暮らしに寄り添ったシティプロモーションを展開してきました。

今回の取り組みは、その考え方をさらに発展させ、市民の実体験を通じて「住む理由」を伝える施策といえます。この取り組みの本質は、市民の実体験を「まちの魅力を証明するコンテンツ」として活用している点にあります。

親子の日常や地域との関わりを見せることで、流山市で暮らす未来を生活者が自分ごと化しやすくする、地域ブランディングの好例です。

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