創業120年・缶メーカーの「そばじまフェスティバル」 地域と接点をつくる周年記念
愛知県海部郡大治町に本社を構える側島製罐株式会社は、明治39年(1906年)創業の缶メーカー。普段は企業向けに缶を製造していることが多く、生活者と直接接点を持つ機会は多くありません。
そんな同社が創業120周年を記念して企画したのが、「そばじまフェスティバル-Open the can!-」。4月25日にオープンファクトリーイベントとして開催されます。

注目したいのは、周年という節目を「自社の歴史を振り返る場」ではなく、地域との接点として設計している点です。
イベントは、工場見学ツアーやワークショップをはじめ、地元の飲食店が軒を連ねるマルシェといった、家族で一日楽しめるプログラムが充実。さらに、大治町長を招いたトークショーも開催されるなど、単なるイベントの枠を超え、地域とのつながりを深く意識した内容となっています。
自社が主役ではなく、来場者の体験価値を重視することで、普段は少し距離のある生活者にも自然に足を運んでもらえる構成となっているでしょう。

さらに同社では、ビジュアルブック制作も進めています。クラウドファンディングを通じて支援を募り、缶というプロダクトの魅力や、そこに関わる職人・クリエイターの価値を発信するものです。

イベントとビジュアルブック制作に共通しているのは、120年続く企業として、事業の継続を支えてきた地域や職人をはじめとした関係者に対する感謝と還元です。
イベントでは地域や生活者へ、ビジュアルブックでは業界や職人へ。今回の事例は、周年記念に関連づけて多角的にアプローチするという点で参考になります。
しかしそれ以上に、歴史ある企業が次の時代へ向け周囲を巻き込みながら扉を開いていく——そういった起点になるものといえるのではないでしょうか。
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