CGなし巨大セットで逆風と追い風を大胆に表現した「ポカリスエット」のCM

2021年4月9日より放映開始しているポカリスエットの新CM「でも君が見えた」篇は、「逆風はやがて追い風に変わる。」というコンセプトを、CGなしの大胆なセット・撮影方法で表現しています。

出演は、ポカリスエット新ヒロイン・中島セナ。人の流れに逆らって、学校の廊下を疾走し始めるところからCMは始まります。

走り出した廊下は花吹雪と連続する坂で、自分らしく進む困難さ、人と違う道を行く逆風を表現。

カットが切り替わり一度ストップする場面でも、魚眼レンズで撮影したように大きく湾曲した扉により、映像の疾走感を損なわずに進みます。

扉を開いて新しい道を進むと、やがて風は追い風に代わり、セットの床が大きくうねるように動くことで、一気にスピードが上がるようなダイナミックな映像を生み出しています。

体育館に入ると再開した喜びをワイヤーアクションで表現するシーンへ。

一見するとCGにも見え、撮影手法に注目の集まったこのCMの舞台裏やギミックはメイキング映像で紹介されており、リアルに大きく上下する廊下のセットや、カーテンでできた壁が光を取り入れることで視覚効果を生んでいることがわかります。