最後に衝撃的な結末が待っている…タイの防犯カメラメーカーのCMが悲しすぎると話題

すれ違いや思い違いで相手を誤解してしまうというのはよくあることですが、誰も悪くない分後味が悪く、気づいた時には時すでに遅し…なんてこともありますよね。後悔しきりでも、もう遅い。

この動画はタイの防犯カメラのCMですが、まさにそういった内容。人間だれでも思い当たるフシがあるかもしれません。

店の前で寝ている浮浪者

商店街で書店を営む初老の男性。いつも朝決まった時間にシャッターを開けています。ガラガラガラとシャッターを開けると、店の前に浮浪者が寝ています。

思わず腹を立て、水を撒こうと置いてあったバケツの水をその浮浪者の男性に浴びせかけ、バケツも投げつける店主。「出て行け!」と大声で怒鳴られ、走って立ち去る浮浪者。水をかけるってスゴイですが、まあ気持ちはわかります。

箒で追い払っても、ペットボトルを投げつけても…

そこまで怒ったのだからもう来ないだろうと思って次の日にシャッターを開けると、やはり同じ場所で寝ている浮浪者の男性。店主は手にしていた箒でその浮浪者を追い払います。またある時はゴミ箱を漁るその浮浪者に、手元のペットボトルを投げつけてみたり…。

しかし浮浪者の彼も中々懲りず、やられてもやられても店主の前に姿を現します。昼食時、ご飯を食べようとする店主の目の前で「ちょっとだけ欲しい、お願い」といったジェスチャーをする浮浪者に、スプーンを投げつけるふりで追い払ったりします。

追い払うのに懲りずに現れる浮浪者

追い払われても追い払われても、懲りずに現れる浮浪者ですが、ある朝店主がシャッターを開けると、いつもとは違う異臭がします。「おまえ、人の店の前でおしっこしやがったな!」と激怒した店主、いつものように寝ている浮浪者に蹴りを入れ、「消えていなくなれ!」と追い払います。

その様子を見ていた娘に、「パパ、あの人に何かされたわけ?」と言われてしまいます。

浮浪者がいなくなって気になっていると…

その日から、ぱたっと姿を見せなくなった浮浪者。「もう二度と来るな!」と言っていたくせに、いざ姿が全く見えなくなると、気になってくるのが人情というもの。無意識に周りを見渡して、浮浪者の姿を探す店主に、「彼を探してるんじゃないのかい?随分前に死んだってさ」と、聞いてもいないのに答える隣の店のおばあさん。

すると店主は、店の前に設置してあった防犯カメラのチェックを思いつきます。そこには、店主が予想もしていなかった映像の数々が収められています。ゴミを拾って店の前を綺麗にしてくれていたり…。

実は店のために働いていてくれた浮浪者

シャッターに落書きをしようとした少年を、浮浪者がペットボトルを投げて撃退していたり、娘がお弁当の差し入れを浮浪者にしてあげていたり…。

浮浪者がやったと決めつけていたおしっこの犯人も、実は全くの別人。酔っぱらいがシャッターにしているところを見つけた浮浪者が、怒ってやめさせているところも映っていて、自分の過ちに店主はだんだんいたたまれなくなってきます。

最後は店に押し入ろうとした泥棒に…

そして最後は自分の店に泥棒に入ろうとしたヘルメットを被った二人組に、勇敢に立ち向かっていく浮浪者の映像。殴られ、蹴られてもまた立ち上がり、泥棒に向かって行きますが、隠し持っていたナイフで返り討ちにあってしまいます。その映像を見て、思わず涙を流す店主。

自分がしてきたことがしてきたことなだけに、後悔もひとしお。イラッとしてしまった店主の気持ちも分からなくはないですが、相手がどんな人であれ、人間として尊重するというのは絶対に必要なこと。この店主のように後で後悔しないよう、気をつけたいですね。

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