見えるようで見えない！　本来やってはいけない広告表現を実現したビールブランドのOOH

ベルギービール大手のステラ・アルトワが、一切濾過をしないことでビール本来の味わいを楽しめるStella Artois Unfilteredをアピールするため、“無濾過である”ことにフォーカスしたOOHを公開し、広告表現としては本来規制されかねないものをあえて隠すことなく描きつつ、媒体の特性上見えないよう工夫することで商品特長をストレートに表現しました。

広告内容は、向かい合う男女が片手にビールを持ち笑顔で語り合う様子を切り取ったシンプルなもので、よく見ると一切服を着ていない2人は、商品が掲げる“無濾過”をまさに体現しています。広告的には見せることができない“全裸の男女”が掲載されるに至った理由は、媒体となったビルの側面を見れば一目瞭然。

建物の構造上、窓がある場所に男女それぞれの局部を配置することで見えないよう工夫しており、商品特長を伝えるために本来は禁じ手だったとしても、媒体との組み合わせ次第で描くことができてしまうという発見があるビジュアルでした。

とにかく無濾過、すなわち何も手を加えていないことを伝える手段を模索する同ブランドは、過去にもすべてを見せたようで絶妙な工夫を施すことで見えなくなるようなOOHを公開しています。

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