棺も試して選ぶ時代? 入り比べで家族の対話を生む体験型イベント

かじや本店株式会社は、2026年9月22日(火・祝)から千葉県富津市の入棺カフェ別室で、予約制サービス「棺の入り比べ体験」を開始します。一般的な木棺と高級五面彫刻棺へ順番に入り、素材や広さ、横たわり心地を比べられるサービスです。

棺入り比べサービス

棺は人生の最後に身体を預ける存在でありながら、本人が生前に実物を試す機会は限られています。葬儀の準備は限られた時間で進められ、棺も葬儀プランや価格、写真をもとに案内されることが中心でした。今回の取り組みは、写真だけではわからない特徴を身体で確かめられるようにしたものです。

比較するのは、葬儀で一般的に用いられる木棺と、アラスカ檜の一枚板を使った一点物の五面彫刻棺。参加者は木肌や手彫りの凹凸に触れ、肩まわりや足元の余裕、寝具による身体の支えられ方を確認します。見た目や価格だけではわからない違いにも目を向けてもらい、棺を選ぶための判断材料を増やしています。

棺入り比べサービス

内閣府の令和7年版高齢社会白書では、60歳以上の約4割が終活の必要性を感じる一方で、そのうち約3割は実際の準備に取り組んでいないことが判明しました。終活の必要性を感じながら、具体的な行動には移せていない層が一定数いることがわかります。(データ参照元

こうした終活への関心を具体的な行動につなげる場として、同社は2024年からアート性の高いデザイン棺に入れる「入棺カフェ」を運営してきました。デザイン棺に入って写真撮影を楽しみながら、死生観や葬儀について話すきっかけを提供しています。

今回は入棺カフェの別室を、2種類の棺を比べる場所とします。参加者が実際に感じた違いや感想を共有することで、本人が望む見送られ方や家族が大切にしたいことなど、終活について具体的に話し合う機会にもつながるでしょう。

棺入り比べサービス

五面彫刻棺の蓋には、葬儀の現場に約30年間携わってきた代表取締役の平野清隆氏が、子どもたちと約4ヵ月かけて手彫りした屋号が刻まれています。平野氏が50歳を迎える日に一般公開することで、経営者自身が家族と最期を考えた経験もサービスの背景として伝えています。

棺入り比べサービス

同サービスは高価な棺を勧めることが目的ではなく、希望者には説明を行う一方、体験のみでも利用できるとのこと。生前に商品として接する機会が少なく、購買を直接促しにくい棺を、見て、触れて、比べられる体験へと転換しました。

終活やこれからの生き方、家族との対話を結びつけることで、棺への理解と選択を促す販促事例といえるでしょう。

その他の販促事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=29
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る