事業を語るより4人を主役に 西鉄が挑戦する人で企業広告を束ねた理由

西鉄グループは2026年8月31日(月)から、西鉄企業イメージCM『ひらけ、可能性。』を、福岡・熊本エリアを中心に展開しています。

TVCMのほか、Web動画、SNS、交通広告、新聞広告、雑誌広告で順次展開。全4篇のうち「鉄道篇」「バス篇」「国際物流篇」の3篇が同日に公開され、「ワンビル篇」は後日公開される予定です。

注目したいのは、各篇で自社の事業を前面に出すのではなく、地域で挑戦を続ける人を中心に据えている点です。

西鉄企業イメージCM「ひらけ、可能性。」バス篇のビジュアル

鉄道やバス、国際物流、ワンビルという異なる接点をひとつの企業広告で等しく説明しようとすると、情報の羅列になりかねません。そこで西鉄グループは、事業内容ではなく「このまちで挑戦する人」を共通項にしました。

長期ビジョン「にしてつグループまち夢ビジョン2035」を背景に、「ひらけ、可能性。」「どんな行き先も、このまちの希望。」というフレーズを掲げています。

西鉄企業イメージCM「ひらけ、可能性。」国際物流篇のビジュアル

出演するのは、それぞれの分野で挑戦を続ける4人です。「鉄道篇」にはBMXライダーの松本翔海さん、「バス篇」にはパラクライマーの二橋真音衣さん、「国際物流篇」には提灯職人の伊藤博紀さん、「ワンビル篇」には書道アーティストの中村ふくさんが登場します。

鉄道篇では、「普通列車のように、一歩ずつ、地道に進むのもいい。急行列車のように、勇気を出して、大きく踏み出すのもいい」と表現。列車を、人それぞれの進み方に置き換えています。

4篇を通して前面に出るのは、事業の違いよりも、それぞれの場所で挑戦を続ける人の姿です。鉄道、バス、国際物流、ワンビルを、地域の人の可能性に寄り添う接点として捉え直すことで、異なる事業を共通のメッセージで束ねています。

さらに、オンラインマガジン「N× エヌカケル」では、出演者へのインタビュー記事を順次公開。CMでは描ききれなかった一人ひとりの言葉や歩みを伝える場を設け、映像から記事へと接点を広げる設計です。

CMからインタビュー記事へと一人ひとりの物語を広げ、長期ビジョンを具体的な人物像を通して伝えるブランド広告といえるでしょう。

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