Mのロゴを主役にすることで競合との差別化を図る、マクドナルドのOOH

南米プエルトリコのマクドナルドは、多彩な商品ラインナップをアピールするため、一般認知度の高いMのロゴをモチーフに使ったOOHを複数公開、ハンバーガーからコーヒー、フライドポテトに至るまで、お馴染みの商品がミニマリズムな手法で表現しました。

「クリスピーなベーコン」や「淹れたてのコーヒー」と書かれたバージョンでは、ベーコンの脂身やコーヒー豆がMで描かれ、フィレオフィッシュを取り上げたバージョンではMを魚の鱗に見立てています。他にも、フライドポテトやマックフルーリーといった定番の商品も同じように表現されています。

同社のマーケティングマネージャーのAdriana Cantero氏は、「同業他社の商品とビジュアル上で大きな差異をつけることが難しいファストフード業界において、強烈なブランドアイデンティティを築き上げることは何よりも重要なことです。このキャンペーンは、わたしたちが作り上げてきたロゴを活用することで、競合と上手く差別化を図ることに成功した事例と言えるでしょう」とコメント。おいしそうな商品を見せるだけでなく、“ファストフードといえばマクドナルドである”というイメージをアピールすることで独自の地位を築こうとしていることが伺えます。

あえて多くを語らずにミニマリズムな世界観の中でロゴと商品を際立たせたビジュアルはプエルトリコ各地に掲載されました。

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