迷惑行為が新マナーに?公共機関での荷物の“場所取り”キャンペーン
Case:No Douche Bag
一般的に、電車やバスの中で隣の席に荷物を置き、余分なスペースを使うことは迷惑がられる行為です。
しかし、スウェーデンの公共交通機関会社・Västtrafikは、そのような荷物による“場所取り”行為を推進するキャンペーンを実施しています。
というのも、コロナ禍ではその行為がマナーになり得るからです。
Västtrafikが提供するのは、“No Douche Bag”というトートバック。
バッグには、 “I’d love to sit next to you, just not right now”.(隣に座りたいけど、今はちょっと…)というメッセージが書かれています。
黄色と赤の明るい2色展開で、立ち入り禁止を思わせるストライプのテープのデザインを取り入れました。
同社いわく、このバッグを使うことで、ソーシャルディスタンスを必要性と継続性を思い出させたかったとのこと。
9月30日には、ヨーテボリの中央駅で1000個のトートバッグを無料配布しました。
普段なら人に不快感を与える行為を、逆転の発想を用いることでニューノーマルなマナーとして提唱したクリエイティブなキャンペーンでした。
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