映像制作会社のSpinel、切り抜きショートを量産する「Spinel Clip」の外部提供に向け導入相談の受付を開始 場面選び・見出し・3つのSNSへの予約投稿までをAIで自動化 プレスリリース
株式会社Spinel(本社:〒152-0003 東京都目黒区碑文谷2-11-6、代表取締役:肥後橋 優斗、以下「Spinel」)は、横長の本編動画から縦型の切り抜きショート動画を自動で量産するツール「Spinel Clip(スピネル クリップ)」を開発し、当社が制作・運用に関わるYouTubeチャンネルで運用しています。切り抜く場面の選定と見出しの作成をAIが行い、完成した動画はYouTube・TikTok・Instagramへ同じ日時で予約投稿できます。今後、YouTubeチャンネルを運営する企業や制作会社への外部提供を検討しており、本日より導入に関するご相談の受付を開始します。開発には、Anthropic社のAIコーディングアシスタント「Claude Code」を全面的に活用し、約1か月で日々の業務で使える水準まで実装しました。
開発の背景
YouTubeの本編から、ショート動画やリール向けの縦型動画を切り出す「切り抜き」は、チャンネル運用の定番の施策になっています。どの場面が反応を得られるかは出してみないと分からないため、切り抜きには1本の完成度よりも本数が求められます。
一方で、本数を増やすほど作業は膨らみます。本編を見返して使える場面を探し、話の切れ目で切り、縦型に組んで見出しを付け、YouTube・TikTok・Instagramの媒体ごとに投稿を予約する。とくに投稿は、同じ動画でも媒体ごとに管理画面を開き、本文や日時を入れ直す必要があります。
さらに、これを人の手で量産しようとすると、編集者への依頼、仕上がりの確認、修正の依頼、投稿日の調整といったやり取りが本数の分だけ発生します。1本あたりの単価が低い切り抜きでは、このコミュニケーションのコストが編集作業そのものより重くなりがちです。当社でも同じ課題を抱えていたことから、切り抜きの制作から予約投稿までを一つの仕組みとして回せるツールを自社で開発しました。
「Spinel Clip」の主な機能

1. 横動画から縦型ショートを自動で作成
-
横長の本編動画を選ぶだけで、9:16の縦型動画を複数本まとめて作成します
-
上にチャンネルロゴと見出し、中央に本編、下に検索窓を置く構図のため、人物を無理に切り取らず、対談やトーク番組でも画が崩れません
-
ロゴ・色・書体などのデザインはチャンネルごとに設定できます
-
チャンネルごとにライブラリを分けて管理でき、複数のチャンネルを並行して運用できます
2. AIによる場面選びと見出し作成
-
本編の文字起こしをAIが読み、単体で見ても意味が通る区間を選びます。「本数を指定」のほか、「単体で意味が通る・話が完結している・中身がある」の3条件を満たす場面をすべて選ぶ設定もあります
-
区間の終わりは文が言い切る位置に限り、話し手の息継ぎに合わせて切るため、話の途中で終わる切り抜きを防ぎます
-
見出しはAIが4案を提案します。入れたい言葉や方向性を指定でき、別の案も出し直せます

3. 「どれを切るか」をルールで決める切り抜きリスト
-
チャンネルで公開中の中尺動画を、直近7日間で再生数が伸びている順に並べ、上から順に切り抜きます
-
一巡したら、まだ切っていない場面からもう一周できます
-
毎月どの動画から切るかを選ぶ工程をなくし、担当者による判断のばらつきを抑えます

4. 3つのSNSへの予約投稿と自動化
-
完成した動画を、曜日と時刻で決めた投稿枠の空きに予約します。YouTube・TikTok・Instagramへ、一度の操作で同じ日時に予約できます
-
設定を有効にすると、ストックが投稿枠2週間分を下回ったときに自動で切り抜きを作成し、確認を挟まずに予約まで進めることもできます
-
人が行うのは、完成した動画を見て「出してよいか」を判断することだけになり、依頼・確認・修正・日程調整のやり取りを大きく減らせます
5. Spinel Review との連携
-
自社開発の動画レビューツール「Spinel Review」で見つけたハイライト候補を引き継ぎ、そのまま縦型動画にできます
-
Spinel Review にある文字起こしを流用し、作成した切り抜きは元の本編と同じ案件に登録されます
-
AIの利用料は月別・動画別に記録し、画面で確認できます
AIと共同で開発
Spinel Clip の開発には、AIコーディングアシスタント「Claude Code」を全面的に活用しました。「切り抜きが話の途中で終わるのが気になる」「毎月どれを切るか選ぶのが手間」といった現場の困りごとを言葉で伝え、AIがコードを書いて動作を確かめ、実際の案件で使いながら改善する、というサイクルを日々の制作業務と並行して回しました。開発開始から、自動で予約まで回る状態までは約1か月です。
外部提供について
Spinel Clip は、YouTubeの本編はあるものの切り抜きまで手が回っていない企業や、複数のチャンネルの切り抜きを担当する制作会社・運用代行会社での利用を想定し、外部への提供を検討しています。提供の形や料金は、導入を検討する企業の運用に合わせて相談しながら決めていく予定です。導入に関心のある方は、下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
代表取締役 肥後橋 優斗 コメント
「切り抜きは、1本を作り込むより、数を出して当たりを探すものです。ただ、量を出そうとするほど、場面を探す、切る、見出しを考える、3つのSNSに予約する、そして編集者とやり取りする、という手間が本数の分だけ積み重なります。Spinel Clip では、そうした作業をAIと仕組みに任せ、人は『この切り抜きを出していいか』『何を伝えるか』の判断に集中できるようにしました。社内で使ってきたこの仕組みを、同じ悩みを持つチャンネル運営者や制作会社にも届けたいと考え、外部への提供を検討しています。AIは人の代わりではなく、クリエイターの相棒です。今後も『AI × クリエイティブ』をテーマに、制作の現場そのものをつくり変えていきます。」
今後の展望
Spinelは、導入を検討する企業との対話を通じて、Spinel Clip の機能と提供方法を整えていきます。また、動画の確認とやり取りを支える「Spinel Review」、撮影素材からカットとテロップの入った初稿をつくる「Spinel Edit」も社内ツールとして開発しており、編集から確認、切り抜き、SNSへの投稿までを自社のツールでつないでいます。今後も、現場の課題を起点にした道具づくりを通じて、制作現場の効率化と表現の質の向上に取り組んでいきます。
関連リンク
-
開発の経緯(note):https://note.com/yuto_higohashi/n/n5ae8d0b2601b
-
Spinel Review の開発の経緯(note):https://note.com/yuto_higohashi/n/nb544330cf5ab
-
Spinel Edit の紹介(note):https://note.com/yuto_higohashi/n/n54a56577da98
-
株式会社Spinel:https://www.spinel.jp/
本件・導入に関するお問い合わせ
担当:肥後橋
メール:info@spinel.jp
配信元:
PR TIMES
企業プレスリリース詳細へ »
記事をブックマークする
記事をブックマーク済み
0