秋の洗濯悩みを「ニオイ負債」と命名 レノアが仕掛ける新たな需要喚起と体験型販促

P&Gジャパン合同会社の柔軟剤ブランド「レノア」は、株式会社アルペンが運営するスポーツ用品店「スポーツデポ」と組み、「部活生応援プロジェクト」を2026年10月から順次展開しています。

夏から持ち越した衣類のニオイに新たな汗が重なる状態を「ニオイ負債」と表現し、秋の洗濯対策を提案する企画です。

同社が着目するのは、季節をまたいで使う部活着やスポーツウェア。

子ども用スポーツウェアの素材構成(N=307)

P&Gの研究開発担当者によると、化学繊維には皮脂などの油性の汚れが残りやすく、洗濯水の温度が下がるほど皮脂は落ちにくくなります。

週1回以上スポーツをする子どもを持つ保護者307名に聞いた同社の2016年の調査では、子ども用スポーツウェアの86%が化学繊維を中心とする素材でした。

この企画のポイントは、「ニオイ負債」という言葉と、素材・水温に関する説明を組み合わせている点です。

ニオイが蓄積する状態を言葉で示し、スポーツウェアの素材との関係や、水温の変化によって秋に対策が必要となる理由を伝えています。季節をまたぐ悩みを、今の洗濯を見直すきっかけとして提示しながら、汗をかくこと自体は肯定的に扱っています。

「思い切り汗をかくことは、スポーツに本気で向き合っている証です」としたうえで、衣類のニオイや保護者の洗い直しの負担に目を向けています。スポーツに取り組む本人と、洗濯を担う家族をともに応援する伝え方といえるでしょう。

レノア煮沸レベル消臭抗菌ビーズ SPORTS

プロジェクトの第1弾として、2026年10月10日(土)から11月1日(日)までの週末に、4都市4店舗で店頭ポップアップとサンプル配布を順次実施します。

第2弾として、全国の部活動に取り組む高校生へのサンプリングを2026年10月から順次実施し、第3弾として「スポーツデポカップフットサルフェスタ2026」への協賛も決まっています。

スポーツ用品を選ぶ売り場や、部活動に取り組む高校生へのサンプリングは、運動着のニオイという問題提起に対応する試用の接点といえるでしょう。さらに大会協賛を組み合わせ、競技の場にも活動を広げています。

「ニオイ負債」で蓄積を意識させ、水温の変化を根拠に秋の対策を提案し、スポーツに関わる接点でサンプルを届ける。日用品の継続的な悩みを季節の切り口でとらえ直し、試用につなぐPR事例です。

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