DuckDuckGoがAIもカメラも搭載しない“smart”サングラスを発売

検索エンジンなどを提供する米国のDuckDuckGo(ダックダックゴー)が、アイウェアブランドKnockaround(ノッカラウンド)とコラボレーションし、「Normal F***ing Sunglasses」を発売しました。

その名の通り、AIもカメラも搭載していない普通のサングラスです。しかし、DuckDuckGoはこの商品をあえて“smart” glassesと表現。「スマートグラス」と呼びながら、実際にはスマートな機能を持たせないという、テクノロジー業界への皮肉を込めています。

 

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「360度パノラマレンズを搭載している」と紹介しながら、その方法は自分自身が360度回転するというもの。高機能化が進むスマートグラスを、あえて徹底的に茶化しています。

背景にあるのは、スマートグラスの普及に伴うプライバシーへの懸念です。カメラを搭載したデバイスによる無断撮影などが問題視されるなか、DuckDuckGoはテクノロジーを追加するのではなく、何も搭載しないことでプライバシーを守るという選択肢を提示しました。

これはDuckDuckGoが普段から掲げている、プライバシーを重視するというブランドの考え方ともつながります。検索エンジンやブラウザだけでなく、身につけるものでもその姿勢を象徴する商品に変えたのです。

「何もできない」ことを売りにした商品は、発売から1週間以内に初回分が完売しました。テクノロジー企業が、あえてテクノロジーを引き算することで自社の思想を伝え、話題と購買につなげたPR事例といえるでしょう。

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