社長と社員のメールが看板広告に。長倉製作所の“誠実すぎる”学生向け採用OOH広告

静岡県沼津市に本社や工場を構える部品メーカー・株式会社長倉製作所による広告が、2024年9月10日(火)よりJR沼津駅の在来線改札内に掲出されています。今回の広告は、就職活動中の学生に向けて掲出したものです。

広告内には、左右に社長と広報チームのメールのやり取りを配置し、左側の社長から広報チームへと送られたメールには「沼津駅の広告を新しくしたいと思っています。お客さまへの誠実な姿勢を伝えたいです。検討お願いできますか?」というリクエストが記載されています。

一方、その隣にある広報チームから社長への返信は「人手が不足しているため、お客様への納期優先とさせてください。広告は追って検討します」とドライな反応に。キャッチコピーである「お客様に誠実な会社」を見る人たちに印象付けています。

同社はこれまでにも、学生の採用を目的としたWebCMなどで「BtoB企業ならではの迷走」を見せてきました。企業にとって重要フェーズである新卒採用の場において、自社をよりよく見せようとする広告が多いなか、今回の広告における「人手不足で広告の内容検討はお客様対応よりも後回しにする」というメール内容は、親近感を感じさせるだけでなくOOHとして強いインパクトを残します。自虐的でありながらも、同社で働くイメージをリアルに感じさせる、誠実な心を持って働きたいという学生に響きそうな採用広告でした。

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