健康アプリ「ハチさんポ」認知症の学びでポイント付与 外出促す地域参加の仕掛け
渋谷区の高齢者健康アプリ活用事業「ハチさんポ」では、歩数や脳トレに加え、認知症について学ぶイベントやスマートフォンの操作を相談できる場への参加にもポイントを付与しています。株式会社ベスプラは2026年9月14日、9月の認知症月間に合わせ、この取り組みを発表しました。
ベスプラは、健康増進や認知機能の維持を支援する「脳にいいアプリ」などを提供する会社です。ハチさんポでは、渋谷区在住の60歳以上を対象に同アプリを活用し、健康づくりから地域での学びや交流まで、さまざまな行動をポイントの対象としています。
2026年9月9日(水)から12日(土)まで、渋谷区役所本庁舎で開催された「SHIBUYA100年ライフWEEK」では、「認知症なっても展」と「フレイル予防フェア」を実施。ハチさんポの利用条件を満たす人には、各イベントへの参加で100ポイントが付与されました。健康づくりのポイント制度を通じて、認知症について学ぶ機会への参加を促しています。

さらに、区内の「スマホサロン」への参加もポイント付与の対象です。スマホサロンでは、デジタル活用支援員に操作方法を相談できるほか、参加者同士の交流もできます。スマートフォンを持っていない人も参加できるため、操作に不慣れな人が対面で相談できる場への参加も、健康づくりの活動と同じポイント制度につながっています。
「ハチさんポ」で貯めたポイントは、渋谷区のデジタル地域通貨「ハチペイ」に交換できます。歩く、脳トレをするといった健康活動に加え、地域イベントで学ぶ、スマートフォンについて相談するという行動もポイントの対象とし、貯めたポイントを地域での買い物に活用できる仕組みです。
9月の認知症月間に合わせて制度の活用事例を発信することで、健康づくりだけでなく、認知症への理解や地域参加にも目を向けてもらう機会をつくっています。健康活動を起点に、学びや外出、デジタル活用、地域活性化までをひとつのポイント制度につないだ、自治体と民間企業による地域連携の事例です。
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