巨大木馬がロンドンに出現!ノーラン監督『The Odyssey』の巨大スケールPR

映画の宣伝といえば、予告編やポスターが一般的ですが、クリストファー・ノーラン監督の新作映画『The Odyssey』は、公開前から映画のシンボルを街のど真ん中に出現させました。

ロンドン・トラファルガー広場に設置されたのは、高さ約11メートル、重さ約4トンの巨大なトロイの木馬。6週間・約300時間をかけ、45人の職人によって完成したプロモーション用オブジェで、映画の公開にあわせて制作されました。

 

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『The Odyssey』は、古代ギリシャの叙事詩『オデュッセイア』を原作とする作品です。トロイの木馬は神話を象徴する存在として世界中で広く知られているため、作品名を知らない人でも、「あの木馬だ」と直感的に認識でき、映画への興味を引き出すフックになっています。

また、設置場所のトラファルガー広場はロンドンを代表する観光地のひとつで、国内外から多くの人が訪れる場所です。日本で例えるなら、渋谷や東京駅前に高さ11メートルの木馬が突然現れるようなもの。説明がなくてもSNSで拡散され、「何だろう?」という興味から映画へと関心がつながる設計です。

広告枠にメッセージを掲出する従来型の屋外広告とは異なり、場所そのものをメディアへ変える手法といえます。トラファルガー広場が持つ知名度や人通り、歴史的な景観と巨大木馬との違和感が組み合わさることで、ニュースやSNSで取り上げたくなるできごとを生み出しています。

さらに、映画の世界観を現実空間へ持ち込むことで、作品公開前からストーリーの一部を体験させる役割も果たしています。予告編を見るだけではなく、実際に目の前でスケールを体感することで、映画への期待感をより強く印象づけるでしょう。

広告で作品を説明するのではなく、作品を象徴するモチーフを街に置くことで、人々の記憶に残す。そんな発想が、多くの人の足を止め、SNSでの話題化にもつながりました。街を広告で埋めるのではなく、街の風景そのものを物語の一場面へ変えたプロモーション事例です。

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