\ Pick of the week /先週の話題事例ピックアップ<5/18-5/24>
PR EDGEにおいて、先週たくさん読まれたPR事例・クリエイティブ事例をピックアップして紹介する「Pick of the week」。
今回は、極楽湯、日本製紙クレシア、ホテル三日月、カンロ、サントリーの事例紹介記事をまとめてお届けします。
1. 『ぽこ あ ポケモン』が極楽湯をジャック 五感で浸る“湯ったり”テーマパークに変貌

2026年5月28日(木)から6月16日(火)までの期間、極楽湯・RAKU SPAグループ39店舗にて、『ぽこ あ ポケモン』とのコラボレーションイベントを開催します。
期間限定のコラボとしては一線を画す、施設全体を網羅した多角的なコンテンツ展開が際立っています。浴室には、登場するポケモンをイメージした5種類の湯が設置され、専用のタペストリーで空間を装飾。
また、館内では能登の伝承娯楽をベースにしたボードゲーム『ポケモンごいた』の体験会も実施。2人1組で相手と得点を競い合うゲームを導入することで、世代を問わない利用者同士のコミュニケーション機会を創出しています。
施設内は、五感や知的好奇心を刺激する多彩な仕掛けで溢れています。入浴から食事、遊びに至るまで、施設全体をテーマパークのように機能させる重層的な設計は、子どもから大人まで幅広い層の滞在価値を最大化させるでしょう。
2. 「5・7・5・7・7」で涙腺を刺激せよ クリネックスがSNS時代に募る短歌コンテスト

日本製紙クレシア株式会社が展開するティシューブランド「クリネックス」が、2026年5月11日(月)よりSNS参加型コンテスト「クリネックス涙腺短歌」を開始しました。
Xにてハッシュタグ「#クリネックス涙腺短歌」をつけ、”涙”をテーマにした5・7・5・7・7の短歌を投稿することで応募が完了します。
企画の背景には、同社が注目した社会的なムードがあります。博報堂生活総研によると2026年は「感情ミュート社会」と呼ばれ、自分の感情を素直に表現できる場が「減っている」と感じている人は63.8%を超えたそうです。
一方、SNS上ではZ世代を中心に短歌ブームが続いており、伝統的な短歌賞への応募数も近年上昇傾向を見せています。
同社マーケティング部の長谷川敏彦氏は、「スマートフォンとSNSが日常化した現代では、短い言葉で感情を表現する力が自然と養われている」と語っています。
そうした背景から「涙を拭う」ティシューのブランドが感情表現を求める生活者との接点をつくる場として、このコンテストを企画したとのこと。
社会的な背景とSNSのトレンドを巧みに掛け合わせ、ブランドの再定義とファンとの関係構築を両立させたプロモーション事例です。
3. 1名1室1ぬいから泊まれる新プラン ホテル三日月が“ぬい活”需要を新たな商機に

2025年の新語・流行語大賞にノミネートされた「ぬい活」。お気に入りのぬいぐるみを外出先に持ち歩いたり、景色や食事と一緒に写真を撮ったりする活動を指します。
そんなぬい活を楽しむ“ぬいママ”たちに寄り添う宿泊プラン「ぬい狂いホカンス」が、千葉県木更津市のリゾート施設「ホテル三日月」から期間限定で登場しました。
「ぬい狂い」という当事者の自虐的かつ深い愛情表現をそのまま冠した本企画は、既存のサービスを特定のコミュニティに合わせて最適化することで、施設を「宿泊の場」から「活動の目的地」へと昇華させました。
周囲の目を気にせず没入できる環境を提供することは、現代の多様な愛着の形を肯定する、ブランドコミュニケーションの表れでもあります。
抜群のロケーションに新たな文脈を重ね、熱量の高い市場へ門戸を開いたこの試みは、成熟した観光施設が次なる商機を掴む好例といえるでしょう。
4. カンロが若者の飴離れに一手 Metro Ad Creative Award受賞作掲出

現在は若年層を中心にハードキャンディの喫食機会が減少傾向にあります。そこで同社は、新たなユーザー層の拡大に向けてプロダクトとコミュニケーションの両輪からアプローチを試みました。
コミュニケーション施策として行ったのが「Metro Ad Creative Award 2025」への協賛です。交通広告の新たな可能性を広げるクリエイティブを募集する同アワードにおいて、カンロは、「『健康のど飴』を知らない人が、気になり思わず食べてみたくなる印象的な表現」を募集。
2026年5月16日(土)から、アワードで選出された2作品が東京メトロ銀座線のギャラリートレインに掲出されています。
若者の飴離れという課題に対し、商品開発だけでなく、外部の柔軟なクリエイティビティを取り入れたカンロの取り組み。アワードをメディアフックに、生活動線に溶け込んだ交通広告という形で生活者との接点を創出するアプローチには、これからの時代に新しい顧客を増やすためのヒントが詰まっています。
5. 30秒間トッピング選び放題 背徳感を味方にするサントリー黒烏龍茶の体験型PR

横浜の名店「中華そば 髙野」とサントリーが、ラーメンファンの本能を揺さぶるポップアップショップ「食券無双油そば 黒烏龍亭」を展開します。
2026年5月29日(金)から31日(日)までの3日間限定で、渋谷サクラステージ404kitchenにて開催される本施策は、あえて食の欲望を存分に解放させることで、黒烏龍茶の存在意義を浮き彫りにする試みです。
企画の肝となるのは、24種類のトッピングが30秒間選び放題となる「無双食券機」。定番の豚バラチャーシューや背脂はもちろん、エビフライやトリュフ卵黄ソース、さらには冷凍カットイチゴといった多彩な具材が揃います。この遊び心あふれる設定は、メディアフックとしても機能しそうです。
特定保健用食品としての機能を、美味しいものを妥協なく味わうための備えとして提示する本施策。トッピングを自ら選び抜き、そのボリュームを実感する一連の体験を通すことで、単なる機能説明では届かない「この食事には、この飲み物が必要だ」という説得力を生み出しています。
感情の表出を求める社会のムードや特定の趣味嗜好、あるいは食への欲求など、生活者の潜在的な心理やトレンドを的確に捉えた展開が目立ちました。
没入感や共感をフックに生活者自身が主役となって楽しむ場をつくるだけでなく、心理的な壁をアイデアで逆手に取り、新たな購入のきっかけやブランドの存在意義に変えていく視点が際立っています。
その他のPick of the weekについてはこちら
https://predge.jp/search/post?othres=30
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/
記事をブックマークする
記事をブックマーク済み
0