ペットを血統で選ばない時代へ 日本の野良猫問題にも応用できるギリシャ発・里親施策

ペットを迎えるとき、多くの人が基準にするのは「どの犬種・猫種にするか」。見た目や性格のイメージから、“理想の1匹”を選ぼうとします。

しかし、その選び方そのものを問い直したのが、ギリシャ内務省によるキャンペーン「100% Yours」です。

保護施設にいる動物の多くは、複数の血統が混ざったミックスです。そのため「どんな種類かわからない」という理由で選ばれにくいという課題があります。

本施策は、この“選ばれにくさ”の原因を逆手に取りました。

 

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ポスターには1匹の犬や猫が大きく配置され、その周囲に「シェパード◯%」「ラブラドール◯%」といった構成比が記されています。つまり、「雑種」ではなく「さまざまな人気種の魅力をあわせ持つ存在」として再定義しているのです。

さらにコピーは「100% Yours(100%あなたのもの)」。血統ではなく、“あなたにとっての存在価値”に焦点を移すことで、選ぶ基準そのものを変えています。

人が無意識に持つ「純血=良い」「雑種=不確か」といった認識を、“むしろ魅力が詰まっている存在”へと転換させる設計です。

また、余白を活かしたミニマルなビジュアルは、屋外広告でも瞬時に意図が伝わるよう計算されています。シンプルであるからこそ、発想の転換がより際立つ仕上がりです。

日本でも野良猫や保護猫の問題は依然として身近な課題です。里親を探す際、「血統」や「種類」に目が向きがちな点も共通しています。

本施策のアプローチは、日本においても十分応用可能といえるでしょう。

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